あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

「俺にもくれ」理論でキャリアを良くする

高度人材養成機構のセミナーで、三好秀和理事長が「給与や年金以外に月10万円かせげるようになれば人生は変わる」ということを話した。 それが50代とか60代の方々にはわりと刺さったみたいで、具体的な方法の検討を進めたりもする。 自分を変えるための取り…

人生100年時代の働き方改革検討会を始めます

内閣府と経産省が本気で進めている「人生100年時代の働き方改革」。 僕が理事をつとめる、一般社団法人 高度人材養成機構でも、そのための提言を検討することにした。 そしてその手始めとして、11月20日(月)にセミナーを開催した。 その報告がこちらだ。 w…

独立に向いている資質を書いてみた

日経スタイルの記事の更新だ。 style.nikkei.com 出世のカラクリ、と題しているけれど、今回は社外に出て出世するパターンとして、 独立をテーマにしてみた。 万人に進められることではないけれど、独立は十分に選択肢になると思う。 それに、最近独立してま…

人材の二極化が進む会社

以前お手伝いしていた会社の人事責任者が変わられたということで、久しぶりに顔を出してきた。 そして、弊社が人事制度設計を行ったときと今との違いをいろいろと伺っていたのだけれど、懸念されていた二極化が進んでいて、それが5年後くらいに問題になるん…

hontoというサイトにオススメ本の書評を書きました

機会をいただき、hontoというサイトで書評を書いた。 honto.jp 人生100年時代は確実に来ていて、僕たちは人生そのものを見直す時期に来ている。 不安を感じずただゆったりと過ごす、という生き方がとてもぜいたくなものになってゆく。 戦わなければ、安心は…

「手取りが減るから課長になりたくない」は死語になる

日経スタイルの連載で、大きな常識の変化を書いた。 style.nikkei.com 「手取りが減るから課長になりたくありません」という言葉が使われなくなっていくだろう、ということだ。 複数の省庁を巻き込んだ働き方改革の進み具合は素晴らしく、現実に残業は大きく…

選抜が早くなって、使えない人が増えてしまった

経産省が最近、ゴリゴリと動いている。 僕が理事を務める高度人材養成機構の取り組み(※)もその一環になるのだろうけれど、とにかく、あまっている「使えない」(と思われている)人たちを、どうやって再活性化させるかに必死だ。 ※ちなみに取り組みという…

働くことの「御恩と奉公」の幻想はまだ残っている

style.nikkei.com 毎度おなじみ日経スタイルの連載。 最近は、人生100年時代構想に基づいた内容を書いている。 要点をかいつまんでいえば、会社側としてや「雇用」している時点で従業員に対して「御恩」を与えている気分になっている。 だからといって、…

副業解禁は残酷だけど、今からでも積めばなんとかなる

僕は尖った意見の人が好きだ。 そのうちの一人が、イケダハヤトさん。高知に引っ越して活躍している著名ブロガーで、最近はビットコインにはまっているらしい。 まあそれはそれとして、彼の10月21日の記事の一つが面白かった。 www.ikedahayato.com 副業に限…

怒ると叱るの違いを検索する人の間違い

怒ると叱る、って違うと思ってる人が多い。 検索してみれば、たくさん説明サイトが出てくる。 でも、どちらも一緒だ。 それらの「違い」を考えた時点で一緒だ。 なぜか。 怒ると叱るの「違い」を検索する人のメンタリティを考えれば簡単にわかる。 「今、『…

フリーランスが組織をつくるということ

大企業といわれる組織を卒業して、コンサルタントとして独立して6年ほどになる。 最初の頃はほぼ個人だったので、目標は組織に勝つことだった。 たとえばある会社から人事制度設計についての見積もり依頼が来る。 他社にも声をかけていると聞き、その会社を…

タイトルがなんとも

毎度おなじみ日経スタイルの連載。 style.nikkei.com 分業に対する疑問を呈した記事なのだけれど、タイトルが難しかった。 そしてやっぱり変更になってる。 原題は「人生100年時代には、会社が指示する分業を疑う」というもの。 これはこれでイマイチだ。 短…

「分業」の仕組みにのっかってる限りプロフェッショナルにはなれない

「分業」の仕組みにのっかってる限りプロフェッショナルにはなれない。 そんな話を、日経スタイルの連載原稿で書いて、さっき送った。 考えてみれば、分業とはフレデリック・テイラーの科学的管理法以来の、経営学の理論だ。 それは、働く個人のキャリアの観…

「学び直し」の重要性を書いたつもり

style.nikkei.com 日経スタイルの記事タイトルは編集の方任せなんですが、僕も意見を言える場面はある。 ただ、今回はそれが少しばかり遅かったので(主には僕の原稿提出が遅かったせい)、タイトルに口を出せなかった。 本当は 「たたき上げか、資格取得か…

AIプログラミングってロールプレイングゲームのレベル上げみたいだ

新しいものはとりあえず手をつけとこうと思って、ようやくだけれどこの本を買った。 はじめての深層学習(ディープラーニング)プログラミング 作者: 清水亮 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2016/12/07 メディア: 大型本 この商品を含むブログ (11件) を…

人生100年時代だからいつまでも求められる人でいたい

一つの会社だけでキャリアをつめない時代になってきた。 それは人生が長くなったから。 そんな人生100年時代に向けての検討が本格的に進み始めた。 www.kantei.go.jp ちょうど上記の翌日である12日に、僕の日経スタイルの記事も更新された。 style.nikkei.co…

人事の「自己評価」には百害あって一利なしだと主張する理由

昔の人事コンサルタントの中には、人事評価では自己評価が大事だ、という人たちがいる。 しかし、自己評価は大事じゃないし、むしろ害の方が大きい。 そんなことを話すことが多いのだけれど、そのたびに理由を聞かれるので、面倒だからここに書いとく。 人事…

管理職になりたくないというのはアリだけど

style.nikkei.com 毎度おなじみ日経スタイル記事の更新。 要は、「管理」なんて覚える必要はなくて、人をやる気にさせて巻き込んででかいことを成し遂げる「エンパワーメント」を覚えようということ。 それが組織を動かすということだから。 事務手続きとか…

会社法に書いてない「取締役」役職名の慣例的な意味

2005年に会社法が成立して以来、取締役のいろいろな肩書に法的根拠がなくなってしまった。 現在の取締役は、3種類しかない。 代表取締役とそうでない普通の取締役、そして社外取締役だ。 まあ厳密には349条で「代表取締役その他株式会社を代表する者」とい…

2017年の新卒意識調査

公益財団法人 日本生産性本部が毎年、新入社員教育プログラムに参加した人たちを対象にアンケートをとっている。 「いまどきの若者」の行動が大きく変わるわけではないだろうけれど、それでも傾向は読み取れるかも、と思いながら毎年確認している。 と言いつ…

人事評価者検定が無料で受講できます

僕が理事をしている、特定非営利活動法人 人事コンサルタント協会で、無料のeラーニングを始めた。 それも、人事評価者として覚えておくべき知識のついての検定付だ。 hrm-consultant.or.jp 基本的に理事長の各務さんが説明しているけれど、僕も15分ほど話…

教育研修サービスの一覧をつくってみた

僕が経営しているセレクションアンドバリエーション株式会社は、基本的には人事制度を設計することを主な事業としている。 しかし、制度を作ったあと、評価者への教育が求められることが大半だ。 また、そもそもの制度改革の目的である、マネジメントレベル…

出世する人は自社の企業理念が大好き

「だまされるな!」 なんて、今回の日経スタイルの記事はキャッチーなタイトルになってしまった。 ゲラ(ネットでもそういうのかな?)で見てはいたけれど、あらためてWEBページで公開されると、「いいのか、この語調?」と、少々不安になった。 で、読ん…

35回目の連載を書き終えた

NIKKEI STYLEというサイトで隔週連載をしている。 プロが明かす出世のカラクリ、というコーナーだ。 その35回目の記事を書き終えた。 style.nikkei.com 隔週で35回目というと、要は70週が過ぎたということで、一年を超えて少しというあたり。 その間、迷惑を…

原題は「上司からの評価にどう向き合うか」でした

今回の日経スタイルの連載は、書く側としては少し趣を変えてみた。 style.nikkei.com 読む側はあまり気づかれないかもしれないけれど、人事制度を設計する側としての「あたりまえ」をあらためて解きほぐしてみている。 実際のところ、人事制度を設計する側の…

人事部の将来について

日本人材マネジメント協会という、「日本におけるHRMプロフェッショナリズムの確立」を趣旨とした組織がある。 JSRHM そこで発行している「インサイト」という雑誌の2017年7月号に、私のインタビューが掲載された。 まだWEB上でオープンにできないので、…

40才までに理解すべき会社の本質

日経スタイルの隔週記事が今週も無事更新された。 style.nikkei.com 記事を書くとき、僕ももちろんタイトルをつけている。 けれども、日経編集部の方でこれを修正されることがわりとある。 たとえば今回の記事は、リンクに示したように 「『稼ぐ』から『稼が…

働かせる会社と稼がせる会社は何が違うのか

意外に知られてないが、多くの会社で、給与と働き方の関係は2つに分けられる。 一般的なのは、「給与分は働いてください」という会社。 もう一方は「稼いだ分から給与を払いますよ」という会社。 どちらが良いのか、というと、何を求めて働くのか、というこ…

リーダーになるにはリーダーシップよりも重要なことがある

経営大学院で組織設計と人事マネジメントの基礎を教えている。 そんな中で、こんな意見を持つ受講生がいる。 「私は人事部門じゃないので、組織設計と人事マネジメントについては学問として興味はありますが、実際に使う機会がありません」 なら、人に関する…

きっかけはやっぱり自分で気づくしかない

style.nikkei.com 日経スタイルの連載を更新した。 今回は行動心理学の話。 たしかにこうすれば成長はしやすくなる。 けれども勘違いもうまれる。 でも、やらないと結局変わらない。 だからやるしかないと思う。 平康慶浩