あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

インセンティブ制度

きっかけはやっぱり自分で気づくしかない

style.nikkei.com 日経スタイルの連載を更新した。 今回は行動心理学の話。 たしかにこうすれば成長はしやすくなる。 けれども勘違いもうまれる。 でも、やらないと結局変わらない。 だからやるしかないと思う。 平康慶浩

歩合給と残業代についての判例

労政時報6月23日号を今さら読んで、気になった判例の原文を読んでみた。 国際自動車事件に対する最高裁判決 要は、歩合給から残業についての割増賃金を差し引いて、残業してもしなくても月にもらえる給与額は変わらない、としている制度について「とりあえず…

人事改革はやっぱり権力構造に関係してしまう

新しい人事制度を検討するとき。 新しい人事制度が決まりかけて、事前に役員や管理職たちに説明するとき。 そのあとで全社員に説明会を開催するとき。 そのいずれのタイミングでも「素晴らしい改革ですね。がんばりましょう!」と言ってくれた人たちが、1年…

売上を10倍にした人事戦略

僕の人事コンサルタントとしてのキャリアは、今年でだいたい20年になる。 その間、多くのクライアントを支援してきたけれど、中でも特に記憶に残る一社がある。 まだ外資系コンサルティングファームにいた頃。某都銀からの紹介案件がマネジャー会議に持ち込…

サイバーエージェントの福利厚生からダイバーシティ改革の本質を考えてみた

最近ダイバーシティについて新しい見解を提示しなきゃいけないので、基本に戻って各社の福利厚生を調べている。 そうして目に留まったのが、斬新な人事の仕組みで知られるサイバーエージェントなんだけれど……本当にすごい! 多くの人事マンは当然のこととし…

ビンゴゲームが意外に従業員満足度に貢献する件

ある会社で、ビンゴゲームを報酬にリンクさせてみたら、なぜか離職率が下がった。 その会社では、もちろん評価制度はちゃんと運用していた。 ルーチン業務をしている人に対してはチェックリスト形式。 企画系業務をしている人に対しては、目標管理制度。 そ…

「落ちているごみを拾える人」をどう育てるのか

お店を出しているあるクライアント先で、アルバイトの評価の仕組みを設計した。 そのとき議論になったのが「落ちているごみを拾えるかどうか」だった。 組織の中で使う評価の仕組みを作っていると、評価されなければ人は何もしないんじゃないか、と錯覚して…

事業計画を作る人は人事マネジメントを勉強した方がいい

ここ半年くらい、仕事で、たくさんの起業計画を確認させていただいた。 社会人がまじめに作るタイプの起業計画で、かなりガチなものだ。 なによりも、お金がちゃんと動いている。 中にはもう動き出しているものもある。 そんなたくさんの起業計画に、どうし…

僕が考える人事制度の本質(2014年10月13日版)

「変化の時には本質に手の届く人が出世する」 と言う言葉を本に書いた。 出世する人は人事評価を気にしない (日経プレミアシリーズ) 作者: 平康慶浩 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2014/10/09 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る じ…

ロジックだけで設計できないアルバイトの昇給

昇給の仕組みを設計するときに気を付けていることがある。 特にアルバイトやパートなどについての昇給の仕組みだ。 一般的には昇給というのは、やる気を高めたり、目の前の努力水準を高める効果がある、とされる。 だから、アルバイトについても昇給の仕組み…

目標管理制度が失敗する意外な理由

僕は普通の目標管理制度については否定的だけれど、それが必要な場合がある、ということはわかっている。 ちなみに、目標管理制度を見直す方法については、以前「月刊人事マネジメント」と言う雑誌にこんな記事を書いた。 目標管理制度のカスタマイズ ~シン…

インセンティブの仕組みの本質

人を動かすための仕組みに、インセンティブ、がある。 「インセンティブ設計の経済学」伊藤秀史・小佐野広(2003)勁草書房、によれば、広い意味での「インセンティブとは『やる気を起こさせるもの』『アメの期待とムチの恐れとを与えて、行動へと駆り立てる…