あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

働き方

40才までに理解すべき会社の本質

日経スタイルの隔週記事が今週も無事更新された。 style.nikkei.com 記事を書くとき、僕ももちろんタイトルをつけている。 けれども、日経編集部の方でこれを修正されることがわりとある。 たとえば今回の記事は、リンクに示したように 「『稼ぐ』から『稼が…

働かせる会社と稼がせる会社は何が違うのか

意外に知られてないが、多くの会社で、給与と働き方の関係は2つに分けられる。 一般的なのは、「給与分は働いてください」という会社。 もう一方は「稼いだ分から給与を払いますよ」という会社。 どちらが良いのか、というと、何を求めて働くのか、というこ…

きっかけはやっぱり自分で気づくしかない

style.nikkei.com 日経スタイルの連載を更新した。 今回は行動心理学の話。 たしかにこうすれば成長はしやすくなる。 けれども勘違いもうまれる。 でも、やらないと結局変わらない。 だからやるしかないと思う。 平康慶浩

中小企業向けセミナー(大阪開催)の紹介

大阪商工会議所の主催で、7月20日に大阪でセミナーをすることになった。 詳細は下記リンクを見てみてほしい。 小さな会社でもできる!!優秀人材が集まる時間管理と給与の仕組み 売り手市場の昨今、優秀な人材を集めるには、給与額が高くないとダメ、という…

善悪の呪縛を乗り越えるには、強くなるしかない

経営者と近い位置で働くと、辛いことも多いけれど、学ぶことも多い。 そんな話を、前回と今回とで、日経スタイルに書いた。 style.nikkei.com 考えてみれば、今48才の僕が学生だった頃は、良い学校を出て、就職活動を頑張って大企業とかの安定した会社に入ろ…

残業時間削減にはとにかく行動から始める

最近は自社(セレクションアンドバリエーション)主催での無料経営相談を止めている。以前は毎月開催していて、そこから直接契約につながることもあった。けれども昨年後半くらいから、相談会を開く時間がとれなくなってしまった。 なのだけれど、実はSMB…

ビジネスブックマラソンホームページの上手な使い方

はじめて単著を出版した時からおつきあいさせていただいている、カリスマ出版プロデューサーの土井英司さんが、僕の本を紹介してくれた。 ちなみに土井英司さんは、こんな人だ。 eliesbook.co.jp で、僕の本の紹介は、さっそくホームページにもアップされて…

年収2000万円を稼ぐためのまっとうな方法

以前は年収1000万円が高額所得の基準的に言われていたりしたけれど、最近そのハードルが上がっている気がする。 たとえば人材紹介会社の広告でも1500万円、2000万円、といった数字がおどる。 特に東京ではその傾向が強い気がするのだけれど、そ…

人工知能はみんなの報酬水準を高めていく

人工知能によって多くの職業がなくなる、という論文が出て世間をにぎわせたことは記憶に新しい。 www.goodreads.com たしかに、人工知能によって多くの職業はなくなる。 けれど、技術の発展によって今までも多くの職業はなくなってきた。 だから人工知能だか…

僕たちは使う側、使われる側のどちらにもならない

お互いに一緒にやれそうな人に出会ったときに、僕が経営しているセレクションアンドバリエーションへの参画を誘うことがある。 そんなとき、かならず尋ねられる言葉がある。 「ひらやすさんは、この会社で何を目指しているんですか?」 こういう言葉を聞くた…

イマドキの出世の構造がマンガでわかる!

今まで何冊か出世に関する本を書いてきたけれど、もう少しわかりやすく書けないモノだろうか、と考えてきた。 そうだ、マンガにすればいいんじゃ? そう思って編集さんに相談して、とうとうできた。 それがこの本だ。 マンガでわかる いまどきの「出世学」 …

自律したビジネスパーソンはどこにいるのか

style.nikkei.com 今回も日経スタイルが無事更新された。 隔週連載というのは案外きついもので、掲載された翌週には書き上げて、とあまり息をつく暇がない。 ともあれ、今回の内容は、中堅社員を中途採用したからといって、即戦力ってわけじゃないこと。 即…

「可愛い部下」が「強力なライバル」になる

style.nikkei.com 今回も無事に記事が更新された。 この中に記載した昇進推薦者の変化は、卒業基準から入学基準への変化ということ。 現場の感覚で言えば「可愛い部下」を引き上げることができなくなっているということだ。 それは会社にとって大きなメリッ…

あなたは自分の職業を答えられますか?

style.nikkei.com 日経スタイルでの連載が更新された。 僕がつけたタイトルは 「あなたは自分の職業を答えられますか?」 というものだった。 ぜひそのタイトルだと考えて、読んでみてほしい。 平康慶浩(ひらやすよしひろ)

グラフだけアップしてみる

日経スタイルで連載記事を書きだして、気が付けばもう半年ほどになった。 ちなみにリンクはこちら。 「プロが明かす出世のカラクリ」 ちなみに、3000字程度のこの記事でも、ひとつひとつに没校はけっこうある。 編集さんに没にされたことは一度もなくて、い…

僕たちの「常識」は最初の会社でつくられている

最初に入った会社で「働き方の常識」がつくられる、ということをたびたび話す。 いくら残業してでもとにかく結果がでるまで仕事を続ける働き方とか、決められた時間の中でできる最良の結果を出そうとする働き方とか。 それらは最初に入った会社の研修で基礎…

経済も経営も、本質は「稼ぐ人を増やす」ということ

日経スタイルでの隔週連載は、執筆時に頭があっちいったりこっちいったりしてとても難産なのだけれど、その分だけ普段あまり考えない領域のことも調べられてなかなか刺激になる。 来週火曜日(8月23日)掲載分を書き終えて、ふと興味がわいたデータがあるの…

滅私奉公でないと役員になれないのは当然?

今週も日経スタイルの連載が更新された。 style.nikkei.com タイトルはごく当たり前っぽく書いているけれど、滅私奉公の構造的な理由と問題点について書いてみた。 そもそも本質は、「自分の会社に滅私奉公しない経営者」、についてくる人はいないだろうとい…

『女性活躍に向けた企業の戦略的対応』(労政時報2016年8月12日発行記事)

労政時報の3914号(2016年8月12日発行)に、こんな記事を書いた。 『女性活躍に向けた企業の戦略的対応』――共働き時代において会社も個人も互いに自律的になるための視点と取り組み WEB労政時報から見ることもできるけれど、こちらはそもそも労政時報を購…

人事評価をAIがする時代:日立のニュースリリースから読み解いてみる

このスマホ画面がなにかわかるだろうか。 ※日立のプレスリリースより引用。 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2016/06/0627.html ニュースリリースを時系列で読み解くと、興味深いことがわかる。 2006年 日立製作所の中央研究所でウェアラブルセン…

日経スタイルの連載が更新されました

style.nikkei.com 一週あいてしまったけれど、日経スタイルの連載を更新した。 出世することについて、少し客観的に見た内容だ。 一度ぜひ読んでみていただきたい。 平康慶浩(ひらやすよしひろ)

(再掲)レモンマーケット論(4):元気な社会を実現するための労働市場のあり方

「使い勝手がいい人が優秀」という定義をどう変えていくべきなのか。それが労働市場における需要側である企業側の変革のニーズということでもあります。前回のブログ記事の最後を上記のようにしめくくりました。 では、その結果としてどのような労働市場が作…

読売オンラインの深読みチャンネルに寄稿しました

読売オンラインからのご依頼で、出世に関する話を寄稿した。 周囲数メートルにいる優秀な人は、意外に優秀じゃなかったりする、という話とか書いた。 是非ご一読いただきたい。 平康慶浩(ひらやすよしひろ)

人事改革はやっぱり権力構造に関係してしまう

新しい人事制度を検討するとき。 新しい人事制度が決まりかけて、事前に役員や管理職たちに説明するとき。 そのあとで全社員に説明会を開催するとき。 そのいずれのタイミングでも「素晴らしい改革ですね。がんばりましょう!」と言ってくれた人たちが、1年…

転職のその先を考える

style.nikkei.com 隔週連載の最新記事が掲載された。 僕が書いてきた出世の話は、基本的には会社の中での話だ。 今回も会社の中の話だけれど、少しだけ外に出る話を書いた。それが転職だ。 2000年以降の働き方に変化を与えたものはいくつもあるけれど、その…

プレジデントオンラインで紹介されています

紹介が遅れたのだけれど、6月15日のプレジデントオンラインに本の紹介が掲載された。 内容は本の一部抜粋なのだけれど、要はこういうことだ。 「早く出世しても、足踏みしたらそこが天井になる」 突っ走るか、あるいは地力をためるか。 最適な判断のため…

メモハラ中年にならない

30代からは、部下や後輩との付き合い方も大事になってきます。 丸いつながりのためにはわけ隔てのないつきあいが必要なのですが、ここで多くの人に悪い癖がつく場合があります。 それはハラスメントの癖です。 普通に過ごしているだけで、人はハラスメントの…

課長1年目の教科書が本当に教科書として使われていたという話

私はグロービスというマネジメントスクールで講師もしていて、そこで受講していた人たちと、その後も交友させていただいている。 そんな中で、受講生のある方に教えてもらったのだけれど 「平康さんの本が、うちの会社の新任課長研修の参考書になっていまし…

なぜあんなダメな先輩がトップになったのか

遅咲きを非難する人がいます。 「あいつよりも自分の方ができるのに」 「あんな失敗をしておいて良く戻ってこられたものだ」 というように、陰口を、いや時には表だって非難する人だっています。 こういう非難をする人は、実はその後の自分の可能性をつぶし…

査定に満足している若手なんていない

誰しも新入社員だった頃があります。 内定をもらって、入社式、新人研修を経て配属される。そうして学生時代とは異なる環境で、新しいステージで活躍を始めてきました。 そうして1年がすぎると、昇給、という人事の仕組みに出会います。 1年目の額面給与額…

合わない会社を3日でやめてよい理由

最初に入った会社では3年は勤めあげなさい。 そうしないとどこにいったとしても長続きしません。ということをもっともらしく助言されたのは2000年初頭くらいまででしょうか。 もちろん今でも「石の上にも三年」派の人はいますが、そうでない人たちが増…

ファンにする経営が必要な時代(セミナーの紹介)

今年(2016年)の夏にかけて、経営層向けの限定セミナーの開催を計画している。 最初は本にしようと思っていたのだけれど、内容的にターゲットがそれほど多くはないだろう、と考えたためだ。 詳細は後日告知するけれど、概要は以下のようなもの。 興味のある…

査定に満足している若手なんていない

誰しも新入社員だった頃があります。 内定をもらって、入社式、新人研修を経て配属される。そうして学生時代とは異なる環境で、新しいステージで活躍を始めてきました。 やがて1年がすぎると、昇給、という人事の仕組みに出会います。1年目の額面給与額よ…

「課長1年目の教科書」の要点

ちょうどおとついに「課長1年目の教科書」が書店に並び始めたのだけれど、もう手にしていただいただろうか? 初刷はそんなに多くないらしいので、大手書店にいかないと多分手に入らない。 というかまあ、最近はよほどのベストセラー候補でもない限りそうだ…

「課長1年目の教科書」一部紹介

2月16日(2016年の今年)に、新刊を上梓することになった。 「課長1年目の教科書 ~組織を動かす4つの力と出世のルール」 という本だ。 ちなみにアマゾンにももう掲載されている。 課長1年目の教科書 作者: 平康慶浩 出版社/メーカー: かんき出版 発売日: …

年収の天井を抜け出すために

前回記事はこちら。 この章の最後に、結論として言いたい。 あなたの未来に希望はある。 あなたの給与は、増やすことができる。 この本を通じてそのことを伝えたいからこそ、私は今キーボードを前にしている。 しかしこれまでにしつこく書いているように、誰…

起業は学生のうちに経験しておいたほうがいい

起業はいつでもできるけれど、最適なタイミングはいつか、と聞かれたら僕は学生時代だと答える。 先月、立命館大学大学院の企業ファイナンスの講義にゲストスピーカーとして招かれ、ファイナンスで得た資金の用途としての人事マネジメントのあり方について話…

サービス残業って減ってるよね

今年に入って、セミナーとかスクールとかで登壇するときに、受講者の方々に質問することがある。 「最近、自分自身を含めて、サービス残業している人ってどれくらい見ますか?」 答はどれくらいだと想像されるだろう? 延べ数百人以上には質問したが、挙手す…

新刊の没小説を掲載してみる

先日にも書いたけれど、11月10日(11日じゃなかった)に新しい本が出る。 しかし、今回の本、実は小説パートがない。 本当は書いていたのだけれど、読者ターゲットとずれる、ということで途中で書くのをやめてしまったのだ。あとページが多くなりすぎたとい…

同一労働・同一賃金という危険な考え方

最近、人事改革に関するニュースの取り上げられ方が、浅くて一面的な気がしている。 たとえばユニクロのこの記事だと、制度の目的が「正社員のつなぎとめ」だと書いている。 ファストリ、週休3日制導入 地方の正社員1万人対象 しかし、実態としては単なる…

ライフイベントと収入のギャップをどう埋めるべきか

報酬制度がライフイベントと関係なくなって久しい。 新卒採用で終身雇用という会社では、会社側がライフイベントを意識した人事の仕組みを用意していた。 多くの人が結婚する年齢あたりで役職に就く。役職に就くと給与が増える。 結婚すると家族手当が出る。…

キャリア・コンプレックスは乗り越えられるのか

photo by:Tiago Rïbeiro Http://creativecommons.jp/ コンプレックス≒劣等感はなかなかやっかいな代物だ。 企業組織の人事改革を進めるときもそうだし、たとえば誰かを昇進させたり異動させたりするとき、給与を大きく上げたり小さくあげたりするときなど、…

上司を飲みに誘って、同僚や部下とは会議をしよう

先日のセミナー登壇時に話したことを書いてみる。 その日のセミナー終了後のアンケートは、いつものように高い点数をいただけたのだけれど、さらにフリーコメント欄に「感動しました!」「10年前に聞けていればもっと良かった」などの意見をいただけた。 毎…

結晶性能力を伸ばそう

年を取ってくると、記憶力は落ちるし、集中力だって長くは続かなくなる。 でも、年を取ると総合的な判断ができるようになるし、応用だってきく。 このあたりの実感は、ちゃんと研究がされていて多くの論文がある。 それらをもとに、ビジネスパーソン向けにわ…

天職は「作業」で考えればわかりやすい

そういえばときどき「天職」と言う言葉を使った文章に出会う。 んじゃ、天職ってなんだろう、と思って検索してみた。 そしてこんな文章に出会った。 「天職とは「天」から与えられた「職業」と書きます。“それをするために生まれてきた”ものであり、それゆえ…

キャリアの「道草」を認められますか?

僕は道草が好きだ。 それは速度を下げるということだ。 赤信号で自転車をとめる。そうして目指す方向とは違うあたりに目を向ける。 たくさんの人が信号を待っている。老若男女なんてことばは、こんな時のためにあるようだ。杖を突いている老人もいれば、元気…

韓国の出世事情を調べて他人事とは思えなくなった

昨年末に出版した僕の本が、今度海外でも出版されることになった。 出世する人は人事評価を気にしない (日経プレミアシリーズ) 作者: 平康慶浩 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2014/10/09 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る …

日経ビズアカデミーの連載最終回にあたって思うこと

日経ビズアカデミーで、8回にわたって連載していた記事が2015年2月10日掲載分で最終回となった。 内容は、「出世する人は人事評価を気にしない (日経プレミアシリーズ)」からの引用なのだけれど、特に読者のみなさんに役立つ部分を引用していただいたように…

二人目の上司が君のキャリアを決める

今日書くのは明確な根拠がない、まあ居酒屋でのたわごとの部類なんだけれど。 振り返ってみれば、僕自身のキャリアを決めたのは、最初の上司ではなかった。 二人目の上司が、僕のキャリアの方向性を決めたように思う。 僕は今までに2回転職をしているので、…

「仕事の創り方」を覚えると人生が変わる

「出世」本をもとにした取材を受けながら、あらためて、ビジネスパーソンのキャリアにある2つの天井を考えていた。 第一の天井は、本にも書いたように、管理職手前から管理職に出世するときのものだ。 目の前の仕事ができるだけでは上に行けなくなる。目の…