あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

自己啓発

「俺にもくれ」理論でキャリアを良くする

高度人材養成機構のセミナーで、三好秀和理事長が「給与や年金以外に月10万円かせげるようになれば人生は変わる」ということを話した。 それが50代とか60代の方々にはわりと刺さったみたいで、具体的な方法の検討を進めたりもする。 自分を変えるための取り…

hontoというサイトにオススメ本の書評を書きました

機会をいただき、hontoというサイトで書評を書いた。 honto.jp 人生100年時代は確実に来ていて、僕たちは人生そのものを見直す時期に来ている。 不安を感じずただゆったりと過ごす、という生き方がとてもぜいたくなものになってゆく。 戦わなければ、安心は…

働くことの「御恩と奉公」の幻想はまだ残っている

style.nikkei.com 毎度おなじみ日経スタイルの連載。 最近は、人生100年時代構想に基づいた内容を書いている。 要点をかいつまんでいえば、会社側としてや「雇用」している時点で従業員に対して「御恩」を与えている気分になっている。 だからといって、…

「分業」の仕組みにのっかってる限りプロフェッショナルにはなれない

「分業」の仕組みにのっかってる限りプロフェッショナルにはなれない。 そんな話を、日経スタイルの連載原稿で書いて、さっき送った。 考えてみれば、分業とはフレデリック・テイラーの科学的管理法以来の、経営学の理論だ。 それは、働く個人のキャリアの観…

管理職になりたくないというのはアリだけど

style.nikkei.com 毎度おなじみ日経スタイル記事の更新。 要は、「管理」なんて覚える必要はなくて、人をやる気にさせて巻き込んででかいことを成し遂げる「エンパワーメント」を覚えようということ。 それが組織を動かすということだから。 事務手続きとか…

自責と他責の生み出す効果

日経スタイルの記事を更新した。 今回は少し毛色が違う話だ。 style.nikkei.com さくっと読めると思うし、まあそれなりにみんな「そうそう」と思える話だと思うので、ぜひ読んでみてほしい。 平康慶浩(ひらやすよしひろ)

「可愛い部下」が「強力なライバル」になる

style.nikkei.com 今回も無事に記事が更新された。 この中に記載した昇進推薦者の変化は、卒業基準から入学基準への変化ということ。 現場の感覚で言えば「可愛い部下」を引き上げることができなくなっているということだ。 それは会社にとって大きなメリッ…

東洋経済オンラインでも連載しています

東洋経済オンラインというサイトでも、リンクのような連載が始まった。 toyokeizai.net 基本的には、2月にかんき出版から上梓した「課長1年目の教科書」からの抜粋なのだけれど、多少アレンジがされていて読みやすくなっている感じ。 第1回更新が4月11日で、…

コーチングをうまくできない人が覚えておいた方がいいたった1つのコツ

コーチングという手法はもうかなり一般的になっていて、グーグルで検索をかけるだけで580万件とかヒットしたりする。 コーチングの手法をごく簡単に説明すれば、それは3段階の手順にわけられる。 第一に、傾聴すること。 すべての人間に個性があり、理解が…

「課長1年目の教科書」一部紹介

2月16日(2016年の今年)に、新刊を上梓することになった。 「課長1年目の教科書 ~組織を動かす4つの力と出世のルール」 という本だ。 ちなみにアマゾンにももう掲載されている。 課長1年目の教科書 作者: 平康慶浩 出版社/メーカー: かんき出版 発売日: …

起業は学生のうちに経験しておいたほうがいい

起業はいつでもできるけれど、最適なタイミングはいつか、と聞かれたら僕は学生時代だと答える。 先月、立命館大学大学院の企業ファイナンスの講義にゲストスピーカーとして招かれ、ファイナンスで得た資金の用途としての人事マネジメントのあり方について話…

ライフイベントと収入のギャップをどう埋めるべきか

報酬制度がライフイベントと関係なくなって久しい。 新卒採用で終身雇用という会社では、会社側がライフイベントを意識した人事の仕組みを用意していた。 多くの人が結婚する年齢あたりで役職に就く。役職に就くと給与が増える。 結婚すると家族手当が出る。…

管理職がどれくらい減ったかをグラフで確認してみた

課長になれる人が減っている、ということは良く言われるし、データでも確認されている。 名ばかり管理職のような、名目的な管理職が減るのはいいことだ。 でも実際のところでいえば、やっぱり年功「昇格」が減っていることが大きな原因だろう。 年功「昇給」…

年功昇給がどれくらい減ったかをグラフで確認してみた

年功昇給といわれるものがなくなりつつある、と言う話は僕たち人事業界の人間にとってはあたりまえのことなんだけれど、それを示す公的なデータがないものかと考えてみた。 で、困ったときの賃金構造基本統計調査、ということで、2001年~2014年までの全デー…

僕が叱られずに褒められて人生が変わった出来事

リーダーシップやマネジメントについて大勢の前で話すとき、たまに話す逸話がある。 それは僕自身が経験したことだ。 あきらかに失敗したときに、上司に言われた言葉がある。その言葉をかけられてから「しばらくして」、僕は変わることができた。 僕が20台後…

上司を飲みに誘って、同僚や部下とは会議をしよう

先日のセミナー登壇時に話したことを書いてみる。 その日のセミナー終了後のアンケートは、いつものように高い点数をいただけたのだけれど、さらにフリーコメント欄に「感動しました!」「10年前に聞けていればもっと良かった」などの意見をいただけた。 毎…

結晶性能力を伸ばそう

年を取ってくると、記憶力は落ちるし、集中力だって長くは続かなくなる。 でも、年を取ると総合的な判断ができるようになるし、応用だってきく。 このあたりの実感は、ちゃんと研究がされていて多くの論文がある。 それらをもとに、ビジネスパーソン向けにわ…

天職は「作業」で考えればわかりやすい

そういえばときどき「天職」と言う言葉を使った文章に出会う。 んじゃ、天職ってなんだろう、と思って検索してみた。 そしてこんな文章に出会った。 「天職とは「天」から与えられた「職業」と書きます。“それをするために生まれてきた”ものであり、それゆえ…

SNSで知り合いを増やしてもムダだということを教えてくれる本

ネットワーク論はまだまだ研究途上の学問なんだろうと思う。 たとえば、SNSがどういうものか、ということを論じてはいるけれど、SNSがどんな影響を及ぼすのか、ということについては語っていないからだ。 その意味で良い本を見つけた。 なぜ3人いると…

ソーシャルスキル育成の指針

今日紹介したい論文は、「ソーシャル・スキルの育成」(2012、松本有貴、山崎勝之)というものだ。 最初に断っておかないといけないが、この記事の最後にネタばらしをする。 ばらした内容を見て「なるほど」と思う人もいるだろうけれど、「なんだこれは」と…

サラリーマンの専門性の定義

「平康さんの本には、サラリーマンが持つべき専門性についての定義がいくつかありますよね。でも自分自身にどんな専門性があるのか、うまく説明できない人って多いと思うんです」 「うーん、そんなもんでしょうか?」 「たとえば20代後半から30代前半の人た…

自由になるための時間のまとめ方

僕たちは、すきま時間のような、細切れの時間をうまく使おうとする。 それはたしかに大事なことで、うまく使いこなせれば有意義だし、生産性もあがる。 スマホや電子書籍はすきま時間の活用に最適だ。 でもすきま時間が生み出す価値は、まとまった時間よりも…

人脈づくりの基本

■ 前置き やっている人はごく自然にそうしているし、気づいている人もそうしている。 でも、わりと多くの人ができていないのが、人脈づくりの基本じゃないかなぁ、と思う。 それは三角関係をつくることだ。 本(出世する人は人事評価を気にしない )に書いた…

2050年に向けた新人研修

僕にしては珍しく、一般社員向けの研修を請け負った。 管理職手前、よりももうちょっと手前の層。 若い新卒がメインだけれど、中堅の女性一般職(元。この会社で人事制度を改革し、一般職は廃止したため)、再雇用のシニア社員などが含まれる。 この層に対す…

飢餓感がチャレンジ精神をはぐくむ

ヒアリングをすると新しい発見がある。一つの企業を支えてきた役員たちのふとした言葉に、多くの気づきを与えられる。 8月から、新しいクライアント1社の人事制度設計を始めた。 最初に各種分析をして、それからさまざまな人にヒアリングをしている。この…

習うのと慣れるのは同じ価値がある(人事のお話です)

僕の25年来の友人に、割烹の板前がいる。 大阪の割烹の息子で、高校卒業後は辻調理師専門学校で学び、その後は師事した親方と4~5人のチームを組んで、いろいろな店を巡っていた。いくつかの店では僕も常連になり、店と彼の成長とを応援していた。 今や…

年収300万以下の人が増え続けていることについて

2012年末に「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」と言う本を東洋経済新報社から上梓した。 年収300万以下で働く人たちが50%近くにまで増えているということや、毎年の平均昇給額が5000円もない状況(1990年代までは1万円くらいはあった)…

5分間で出来る初対面でリーダーとみなされる方法

今回は初対面でリーダーとみなされる方法についてお話します。(就活をひかえている学生の方、グループディスカッションなんかでもとても役に立ちます!!)とはいっても、身なりや素振りのような外見的な面ではなく、心理的なアプローチをうまく使った方法…

成功するリーダーに共通する家庭環境

※ 今回のブログ記事は、セレクションアンドバリエーションの若手アナリストに書いてもらいました。興味深い論文を読んだらしく、その内容を彼なりに咀嚼したものです。 *********************************** 他人の成功…

人生に目標をたてると落伍者になります

photo by Angus柒 僕は、就職活動中の若者たちの前で必ず話す言葉があります。 「目標は立てちゃだめです。ばかばかしい夢を持ちましょう」 なぜこんなことを言うかと言うと、目標を立てて、それを達成するために頑張ることは、人生において一利はあっても、…