あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

自己啓発

習うのと慣れるのは同じ価値がある(人事のお話です)

僕の25年来の友人に、割烹の板前がいる。 大阪の割烹の息子で、高校卒業後は辻調理師専門学校で学び、その後は師事した親方と4~5人のチームを組んで、いろいろな店を巡っていた。いくつかの店では僕も常連になり、店と彼の成長とを応援していた。 今や…

年収300万以下の人が増え続けていることについて

2012年末に「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」と言う本を東洋経済新報社から上梓した。 年収300万以下で働く人たちが50%近くにまで増えているということや、毎年の平均昇給額が5000円もない状況(1990年代までは1万円くらいはあった)…

5分間で出来る初対面でリーダーとみなされる方法

今回は初対面でリーダーとみなされる方法についてお話します。(就活をひかえている学生の方、グループディスカッションなんかでもとても役に立ちます!!)とはいっても、身なりや素振りのような外見的な面ではなく、心理的なアプローチをうまく使った方法…

成功するリーダーに共通する家庭環境

※ 今回のブログ記事は、セレクションアンドバリエーションの若手アナリストに書いてもらいました。興味深い論文を読んだらしく、その内容を彼なりに咀嚼したものです。 *********************************** 他人の成功…

人生に目標をたてると落伍者になります

photo by Angus柒 僕は、就職活動中の若者たちの前で必ず話す言葉があります。 「目標は立てちゃだめです。ばかばかしい夢を持ちましょう」 なぜこんなことを言うかと言うと、目標を立てて、それを達成するために頑張ることは、人生において一利はあっても、…

コミュニケーション力がなくても、ソーシャル力は高められる

これからの時代を生きていくためには、スキルアップに加えて、つながりをつくろう、信用をつくろう、という見解があるのでそれはもっともだと思う。 例えば山口揚平さんが書いている文章を読んでそう思う。 でも、ちょっと待てよ、と思う部分もあるわけで、…

年収1億円になった人から1年以上先の目標を聞いたことがない

またまた続きを書く。いつまで続くかな。 年収1億円を稼ぐ人に共通点はあるのか - あしたの人事の話をしよう 年収1億円稼ぐ人で無礼な人はいない - あしたの人事の話をしよう 年収1億円を超えた人が、そうなってきた過程を思い出してみた。 そうして気づいた…

年収1億円稼ぐ人で無礼な人はいない

2月23日に書いたブログ記事の続き。 年収1億円を稼ぐ人に共通点はあるのか - あしたの人事の話をしよう 僕がお付き合いしてきた年収1億円以上の人の共通点をいろいろと考えてみた。 その中のひとつ、を書いてみる。 ちなみに年収1億円、というのは、1億円稼…

年収1億円を稼ぐ人に共通点はあるのか

今日から文体を変えてみる。とある本を出す準備、ということもあるのだけれど。 ************************************* 一昨年くらいから、年収1億円、というキーワードがわりと出回っていて、僕自身は興味ないけれど…

出世とはなにか

今日は短いお話。 会社の中のルールである人事制度の話をいろいろと広めてきて、どうも出世という概念についての誤解が多いような気がしています。 会社の中で出世するってどういうことでしょう。 一言でいえば、出世とは会社にとって不可欠な存在になってい…

自己責任をどう考えるか~人事評価制度のつくりかた本を出版するにあたって

私の仕事は人事評価制度をつくることが主な仕事でして、その仕組みで会社を発展させたり、会社で働いている人たちに自己実現とか成長できるようにしています。 人事評価制度を作るノウハウをまとめて、2015年2月に明日香出版というところからこんな本を…

会社の業績はいいのに給与が増えないなら100円の本を読もう

経済3団体の新年祝賀会で、安倍首相が賃金アップをお願いするという、ある意味非常事態になっています。 政府が民間企業の給与水準に口を出すなんてまるで戦時中の賃金統制令のようです。賃金統制令は、逆に給与をあげられないようにして年齢給を徹底させた…

今年は投資の年になるんだろうと思う

あけましておめでとうございます。 パソコン画面右下の日付も2014年に変わりました。ただの区切りではあるのですが、気持ちを一新させてくれる力が正月にはあるような気がします。 年があけて三日間の日経新聞を読んでみると、今年はおそらく投資の年になる…

年収1500万円以上稼ぐ人たち

年収1500万円以上の人って、どれくらいの割合でいると思いますか? 仮に1万人のサラリーマンがいたとして、その中に何人いるでしょう。 一桁? 二桁? 答は100人です。 日本では、給与をもらって暮らしている100人に1人、年収1500万円以上の人がいます。 も…

読書家になる二つの方法

先日書いたこの記事ですが、難しいとの声が。 40歳からの稼ぎ方 - あしたの人事の話をしよう まあ、40歳でやってない人にはできないですよね。そりゃそうだ。 8月31日に焦っている人に、夏休みの宿題を計画的にやりましょう、ってなもんですから。 でも大…

40歳からの稼ぎ方

若いうちに勉強とか人付き合いとかネットワークとかつくりなさい、的な自己啓発本は星の数ほどあるのですが、年齢が上がると、その類の本は激減します。 みつかったとしても、「定年に向けて準備しましょう」的なものが大半。 それってつまり、今の会社にし…

月給100万円を目指す方法(2)

**************************** 2013年10月30日に書いた記事の続きです。 前回記事はこちら。 月給100万円を目指す方法(1) **************************** 最初に、このグラフはなんの利率をあら…

月給100万円を目指す方法(1)

平均年収が下がっています。ここ2年くらいは410万円をきるくらいです。 月給にすれば、25万円~28万円くらい。手取りだと20万円ちょっとくらいですね。 ちなみにデータにはいろいろとトリックがあります。例えば、平均年収っていうデータは、1年以上勤続者の…

自分の売り方を考える時代

自己啓発本がたくさんありますが(私も書きましたが)、それって結局、自分の売り方を考えましょうね、ということを書いているわけです。 売り方 である以上 買ってくれる人 がいるわけです。 「自分」を売買する市場の事を「労働市場」と言ったりするのです…

できるサラリーマンは自分ルールを持っている

会社の中でできる人になりたい、と思うときに、最初に何を読むべきでしょう。 私はそれは、就業規則と給与規定であると考えています。 なぜなら、就業規則と給与規定に、会社の中での評価と出世のルールが書かれているからです。 サラリーマンの働き方はゲー…

10分で人の本質を見抜く方法

就職の面接や、毎年の評価の面接で、その人のいったい何がわかるのか? そんな疑問を持つ人も多いことでしょう。 私自身多くの面接を担当してきました。 その個人的な結論ではありますが、「10分話せばわかる」と考えています。 もちろん極めてまれに、そ…

労働時間の切り売りから抜け出そう

仕事の合間にヤフーニュースを見たら、弁護士ドットコムのこんな記事が、トップに出ていました。 若者が「ブラック企業」を見抜くポイント http://www.bengo4.com/topics/853/ 書かれている内容は一言でいえば、「法律的な知識を踏まえて会社の本質を見抜こ…

ワンランク上をめざすビジネスパーソンにお勧めの本

「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」 という拙著の紹介が、意外なところに掲載されていました。 アカデミーヒルズの小林麻実さんが著された本の中に掲載されていたのです。 その本はこちら。 ワンランク上をめざすビジネスパーソンの独習…

キャリアの棚卸しをする2つの視点 スペシャリストとプロフェッショナル

転職を考えるとき、キャリアの棚卸しをする人が多いと思います。 履歴書と職務経歴書を書きながら、過去のさまざまな出来事に思いをはせることになります。 そういえば新卒の年にこんなことがあったな。 係長昇任のときには、こんな仕事が決め手になったんだ…

「倍返し」なんていらない

半沢直樹、面白いですね。 私も毎回楽しみにしています。 さて、今年の流行語対象にもノミネートされそうな勢いの「倍返し」。 物語の中では、悪辣な上司に対して、弱い立場の部下がさまざまな手を駆使して立ち向かいます。そのことで「倍返し」に成功するわ…

サラリーマンを労働者と考えないほうがよくなってきている

あいかわらずいろいろな会社で人事制度をつくっています。 そんな中、サラリーマンという存在が変わってきていることを実感しています。 私は人事コンサルタントとしては、経済学をベースに仕組みを考えるタイプです。 他のタイプとしては、労働法をベースに…

あしたの人事の話をしよう

ブログのタイトルを変えてみました。 そこで新タイトルにあわせて、いくつか「あしたの人事」、つまり「新しい人事の仕組み」について、軽く語ってみたいと思います。 とりあえず今日は2つだけ。 ■ 専門性に専門性を積む あしたの人事では、複数の専門性を…

正社員は安定していない/派遣社員がいいわけではないけれど

今派遣社員の方に向けて、派遣社員の問題を、人事の仕組みの観点から解きほぐしてみます。 こんな記事が最近出ました。 派遣最長3年 制限は個人ごと 厚生労働省の「今後の労働者派遣制度の在り方に関する研究会」が、3年ごとの派遣制限を、個人別にしては…

すべての資格は「入場券」ですよね

お客様企業の偉い人とお話ししていて、資格のことが話題になりました。その方は研究部門の方なのでもちろん博士号をお持ちです。それに加えて、さまざまな学会での理事なども歴任されています。私自身もファイナンスMBAを取得していて、とある経済学系の…

「俯瞰」できる人が上がる

昇進のルール、として2つの記事を書きました。 昇進のルール - あしたの人事の話をしよう 昇進のルール(2) - あしたの人事の話をしよう 淡々と書くために、あえてフォントもいじらなかったのですが、上記の記事の続きである今回は、少しいじってみます。…