働くことの「御恩と奉公」の幻想はまだ残っている
毎度おなじみ日経スタイルの連載。
最近は、人生100年時代構想に基づいた内容を書いている。
要点をかいつまんでいえば、会社側としてや「雇用」している時点で従業員に対して「御恩」を与えている気分になっている。
だからといって、そこそこの「奉公」を返していればいい、というわけではなくて、そしてもちろん「御恩」以上の「奉公」を返さなければいけないということでもない。
「御恩」とか関係しない、自分なりのスキルを積み上げていかなければいけないということだ。
結局のところ自分の人生は自分のものだ。
自分でなんとかしなきゃいけない。
会社に入ったからといって面倒を見てくれるなんて思うのは、それこそ思考を放棄した愚かな行動だ。
もし会社に面倒を見てほしいと思ったとしたら、最悪、その先にまっているのは、従業員側の依存心を悪用したブラック企業化に他ならない。
そういえば同じ日経スタイルのこんな記事もあったけれど、このタイトルのとおりだ。
強さとか武器を手に入れるためには、自分で動かなければいけない。
会社に入って目の前のことを頑張っていたら、それなりの人生が待っている、という時代はとっくにない。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)
減額転職にもいろいろあるみたい
日経スタイルの記事が更新された。
裏事情を話せば、最近また忙しくなりつつあり、連載の締切に遅れがちになってしまっている。
編集の方には大変申し訳ない。
かれこれ1年ちょっとになるけれど、隔週で連載してみて思うのは、継続することの難しさだ。
ネタが無い、と思う時でも書かなければ途切れてしまう。
途切れてしまえば、それは連載ではなくなってしまう。
そうして考えたのは、無理に連載にしない書き方だ。
その時その時の想いをベースに書くようにすると、ずいぶんと楽になった。
ともあれ、次の締め切りがまた来るまでに、ちゃんとネタを考えておくことにする。
平康慶浩