ブラック型企業はあえて『型』としました
「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」という本を書きました。
その中で、企業タイプを『ブラック型』『業績悪化型』『二重苦型』という分類をしました。
とある方から「こんな基準でうちの会社を『ブラック』だ、と決めつけられたら困る」というお話をいただきました。
これ、わざと『型』ってつけています。
理由は簡単です。
ブラック『型』とすることで、ブラック企業だと断じないようにしたかったのです。
例えば、「サービス残業がある」」「名ばかり管理職がいる」「若手がひんぱんに転職している」というレベルだと、大手企業なんかでも当てはまったりします。
この本で言いたかったブラック『型』企業というのは、人件費を変動費としてコスト管理し、かつその増加を抑制している企業のことなのです。
いわゆるブラック企業ではない。
だから『型』をいれたわけです。
ブラック『型』に分類されてしまった経営者の方にもご安心いただければと思います。
ただ、そのままだと、業績が悪化すれば二重苦型になってしまうので、早めの改善をお勧めしますが。
本当のブラック企業って、そんなレベルではありません。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)