あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

ブラックな働き方が必要なときもある

ブラック企業に入らないにこしたことはないのですが、若いうちは、ブラック的な働き方を許容しないといけないんじゃないかなぁ、と思ったりします。
もちろん、その先に自分自身と企業とが成長できる可能性が見えていなくてはいけませんが。
私自身、20代の頃はむちゃくちゃな仕事環境だったように思います。
朝から資料作って、打ち合わせして、お客さん先に行って、戻ってまた資料作って、打ち合わせして。それからさらに、夜の10時から始まるお客さん先の会議に出席して、明け方5時に会議を終えてまた会社に戻って、机でしばらく倒れて。それからまた資料を作り、打ち合わせ、みたいな。
食事はたいていカロリーメイト
40歳過ぎた今は、そんな生活したら絶対倒れるだろうな、と思います。

そんな生活のおかげで、とにかく単純作業を効率的にする癖がつきました。
あと、手戻りが発生することを前提にして、手戻りが発生したとしてもどうやって短時間でそれを修復できるか、その方法まで考えて分析をするとか。

「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」という本の中に書いたいろいろなノウハウには、お客さん先で伸びていった方々のモノも多いのですが、私自身が痛感して実践してきたものも多いです。

学生時代に怠け者だった私でもそうなれたのですから、きっと多くの人が、私よりも優れた仕事ができるようになるのではないかなぁ、と思います。

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)