規制改革会議の推移に注目しています
ちょっと前(2月15日)に政府の規制改革会議が始まりましたね。
日経とかいろんなところで概要をとりあげています。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS15047_V10C13A2EA1000/
労働時間規制と解雇規制、確定拠出年金など、セレクションアンドバリエーションとしての仕事に関係する領域が多く、その検討に注目しています。
ただ、いずれも実際には議論しつくされている感のある議題のみで、あとは既得権益者たちをどのように説得するかだけじゃないか、とも感じられます。
私個人としては、労働時間規制を撤廃し、解雇の金銭的解決を認め、個人にも幅広く確定拠出年金を導入すべきだと考えます。
もしこれらの規制を撤廃しなければ、どうなるのか、ということを考えると、他に選択肢はないと思うのです。
一方で、どんな制度でも悪用しようとする人は必ず存在するわけです。
低い固定給与で、体力の限界を超えて働かせようとする企業。
金銭的解雇を前提として、労働環境改善をせずに安易に人を雇用する企業。
それらの企業に対するけん制措置も併せて考えなければいけません。
せっかく民意で選ばれた政府、政治家なのですから、長期の視点で人々を幸せにする選択をしてほしいものです。
たとえ悪役になるとしても、その功績は歴史が認めるはずです。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)