あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

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トップが「我々日本人」という会社に未来はない

ちょっと前の話ですが、大きな企業グループの年頭のあいさつを聞きました。
こんなことをえらい社長さんが言いました。

「我々日本人は、現在の厳しい経済環境を踏まえながら~」

グローバル時代と言いながら、そんな言葉をいう会社がまだあるんですよね。
しかも、目の前に、経営幹部として採用している外国人が複数いるのに

日本人として、日本国の将来を憂うのは素晴らしいことです。
でも、すでに売り上げの多くを海外に頼っている企業が、日本人の会社なのか?ということについて、思いは様々です。

もし「日本の発展のために海外から利益を吸い上げている」と思っているとしたら、それはずいぶんひどい話です。あなたは侵略者ですね、と言いたい。
「欧米もそうしているんだからなにが悪いんだ」というのは、論点がずれていますね。
企業においては、企業の利益と国益とがかい離して当然だと思います。
むしろ、企業の利益と、世界の様々な地域の改善とがあわさっていく、それが当たり前だと思います。
日本も、世界の様々な地域の一つにすぎないのです。

We Japanese

いいんですよ。

でも、聞くほうの気持ちを考えてみてはどうかな?と思います。

目の前に日本人しかいないから言ってしまった?
年頭のあいさつの場に、日本人しかいない会社?
大企業でそんな会社、あるわけないでしょう。

なぜ世界のグローバル企業が、ビジョンやミッションを重視しているのか。
それは、出自の多様性があるからです。

出自でくくれないから、くくるための指針を作っているわけです。
それが企業文化であり、行動指針にもなります。

日本人、であることに頼る企業に未来はありません。

 

 

 

セレクションアンドバリエーション株式会社

平康慶浩(ひらやすよしひろ)