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あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

ブラック企業経営者には「確信犯」型と「天然」型がある

ブラック企業という言葉が流行していますね。
ブラック企業の実名を公開してみたり、その厳しい労働環境に対して法的な改善を訴えたりする方々も多い。

一つ疑問に思うのは、法的に訴えてブラック企業が改善するのかな、ということです。

ブラック企業の経営者というのは2タイプに分かれます

典型的なのが「確信犯」型です。
法的なことを知ったうえで、あえてそれを犯すタイプ。
こういう人に法律を掲げて指摘してみたり、あるいは企業名を公表したところで、なんら変化はありません。
タイプが悪ければ、恫喝をうけたり、逆に法的に訴えられることすらあるでしょう。

もう一つのタイプは「天然」型です。
別にブラックにしたいわけじゃないけれど、経営者としてそういう働き方しかしてこなかった。
目が覚めれば仕事のことを考え、交友関係もプライベートもすべて仕事のため。夢の中ですら仕事のことを考える。
そして、その働き方を自然と従業員にも求めてしまう。
このタイプの方に法律を示すと、法律が間違っている、と反論されます。

確信犯型、天然型。
いずれにしても彼らに対して「従業員のモチベーション」だとか「ワーク・ライフバランス」だとか示したところで聞き入れてくれません。
過労やうつ病で従業員が倒れたその場ですら、何も感じることがないからです。

このような経営者が経営しているブラック企業を改善する方法なんてなさそうです。

が、方法はあります
すべてのブラック企業で必ずうまくいく、とはいえませんが、私自身の経験では、5社に3社は改善することができました

ポイントは1つです

確信犯型、天然型。いずれのタイプの経営者にも共通している、とある欲望があります。
企業がブラックな状態、というのは、経営者がその欲望を満たそうとしている状態です。
この欲望を維持したままで、人事の仕組みを変革してゆくことが、答えです。

損得のわかる経営者であれば、この変革を止めることはありません。
でも5社に2社くらいの割合で、経営者のサディスティックな欲望「も」満たすためにブラック化している企業があったりするので、そういう企業では無理ですが

そうしてだいたい1年から2年で、かなりホワイトに近いグレー企業にまで改善することができます



その欲望とはなんでしょう?



聞いてみればとても簡単な答えです。
その答えを踏まえて、実際にどうやって複数のブラック企業を改善したのか、次回書いてみます。
っていうか、このネタは個別相談とかでやった方がいいでしょうかね?

 

セレクションアンドバリエーション株式会社

平康慶浩(ひらやすよしひろ)