今年は投資の年になるんだろうと思う
あけましておめでとうございます。
パソコン画面右下の日付も2014年に変わりました。ただの区切りではあるのですが、気持ちを一新させてくれる力が正月にはあるような気がします。
年があけて三日間の日経新聞を読んでみると、今年はおそらく投資の年になるんだろうなぁ、と予感させられます。ただ、株への投資、という意味だけではありません。
たしかに株への投資をする人は増えるでしょう。
日経新聞だからあえてあおっているのかもしれませんが、少なくとも、2013年株価は右肩上がりだった、という事実が記憶として残り、10万円~100万円程度の投資をする人は増えるでしょう。NISAも始まりますしね。
1月頭は初心者が大勢入ってくるので、少額で買えて、目立つ動きの銘柄は、実力以上に上下動しそうです。
とはいえ、消費の世界については消費税増税の影響もあり、4月~6月あたりが低調になると予想されるので、実態経済そのものが右肩上がりに成長できるかは微妙。
となると、給与の世界ではどうなるか、といえば、昇給幅や賞与は抑えられるだろうなぁ、と予想します。
2013年度(2014年3月まで)の業績がよかったとしても、経営者の立場からすれば給与水準を引き上げることはなかなかふんぎりがつかないでしょうし、利益配分としての賞与を支払うにも、日本の税制上、決算月末までに誰にいくら支払うかを決めておかなければ今期の費用に計上できないので、そこまでやる会社も少ないだろうし。
もう1年、景気が右肩上がりに成長すれば、やっと給与の世界にも反映されてくることでしょう。
タイミングでいえば、2015年4月がターニングポイント。
となれば、会社としての2014年は底力をつけて成長を目指す年ということになりそうです。
成長のためには投資が不可欠。各社の投資計画に注目したいところです。
個人についても同様です。自分自身への投資が今まで以上にクローズアップされる年になるでしょう。
60歳以上の再雇用者の方々に活躍していただくための仕組みはどんどん整備されています。結果として、年齢を問わず、生産性の高い人材が求められるようになります。
若い人は高いレベルのキャリアを獲得するために自分への投資をしなくてはならないでしょう。団塊ジュニアからバブル世代はもちろん、次世代の経営層となるべく自己研鑽とつながりづくりに力をいれるべきです。そして50代以上も自分自身の経験と知識を棚卸しして、新たな世界を切り開かなくてはいけません。
投資とはリスクテイクであり、未知なるものへのチャレンジです。
お互いに、新しい一年を、新しい自分づくりの年にしましょう。
ドキドキしますね。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)