「失敗の整理術」という本を勧めたい
元横浜市長で現在衆議院議員をされている、中田宏さんから、著書を献本いただいた。
大阪市の公募区長面接でご一緒した際に、その見識などに勉強させていただいたことが思い起こされる。
一昨年出版した僕の本「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」(東洋経済新報社)を献本させていただいた際にも丁寧なお返事をいただいたのだが、今回も手紙が同封されていた。
失敗の整理術 耳の痛い話はすべて日記につけよ (PHPビジネス新書)
- 作者: 中田宏
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/01/18
- メディア: 新書
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中田さんの著書の中で僕の本に言及いただいているのだけれど、多少なりともお役に立てただろうか?
で、僕も中田さんの本を熟読してみた。
ご本人とお会いした際にも感じたことは、とても背筋の通った人だ、ということだった。
そして、本にもその背筋が通っている。
つらかった時期をどのように克服したのかが書かれている。
「失敗した時に立ち直る術」を、具体的に書いている。
僕自身は、失敗した時にそれを失敗と思わずに、経験としてとらえて前に進むことが習慣づいている。だからといって気持ちが落ち込むことには変わりがないし、気を抜くとついつい後悔や反省をしてしまいそうになる。
後悔も反省も、自分の次の一歩のためには何の役にもたたないのに、だ。
この本には、そんなときにどうすればよいかの参考となる「行動」があふれていた。
人が立ち直るためには、「行動」だけが役に立つ。
考えるよりも、落ち込むよりも、何かの行動をしなくてはならない。
この本には「心を整える思考法」の章もある。
だけれども僕はこの章を、行動の方法として読んだ。
たとえばこんなことが書かれていた。
「質問することを自分に課す」
「口癖からポジティブになる」
「開き直る」
「習慣力を身につける」
「講演力を身につける」
僕自身が心がけていることも、数多く書かれていた。思考法として書かれてはいるけれど、実際にはすべてが行動だ。やはり行動だけが人を成長させるのだから。
多くの人に読んでほしい本だ。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)