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あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

「新しい役員」の3つの役割

前回記事【2-1】旧き良き役員は不要になる へ

 

 

 ビジネス最前線での指揮官としての役員の役割は3 つある。

 

 1 つ目は,そのなかでも最も重要な「意思決定」だ。

 

 「持ち帰って検討します」と答える役員に存在価値はない。

 YES-NOをはっきりと自己責任で答えることは,もはや当たり前なのだ。

 

 

 2 つ目の役割は,「結果責任」をとることだ。

 意思決定の結果は,簡単に言えば2 つしかない。

 儲かるか,損をするかだ。

 

 その結果について,儲かったのなら自分たちの成果として誇る

 損をしたのなら,罰を受ける

 そして,いずれの結果であったとしても,その結果に至った事情を,利害関係者に説明をする

 レスポンシビリティとアカウンタビリティと言い換えてもよいだろう。

 

 

 第3 の役割は「巻き込む」ことだ。

 やるべき仕事に,周りと,そして自分とを巻き込んでのめり込む。

 コミットメントと言い換えてもよい。

 ただしコミットメントというと個人が対象になっていると誤解されやすい。

 役員の立場ともなれば,役員自身がコミットメントを交わせばよいわけではない。

 同僚や部下,組織全体からコミットメントを得なければいけない。

 だからこそ,「巻き込む」ことが重要な役割になるのだ

 

 

■ 管理職と役員の関係

 

 「最前線指揮官が役員の役割だ」

 

 というと違和感を覚える人もいるだろう。

 

 管理職教育を徹底してきている会社では特にそう思うかもしれない。

 なぜなら課長や部長こそが現場指揮官として活躍できるように教育を徹底しているからだ。

 

 しかし課長や部長では組織を巻き込んだコミットメントはできても,意思決定はできないし,結果責任もとれない。

 もちろん,できるようにする教育は重要だが,背後に本当の責任をとる役員がいてこそ,彼らも活躍できる。

 

 

 

 

次回記事【2-3】役員を育てる人事機能とは

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役

http://www.sele-vari.co.jp/

 

※当ブログ記事は、平康慶浩が月刊人事マネジメントで2013年9月~2014年2月にかけて連載していた「経営ブレインへの転換を図る5つの人事機能」から転載しています。