あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

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成功するリーダーに共通する家庭環境

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※ 今回のブログ記事は、セレクションアンドバリエーションの若手アナリストに書いてもらいました。興味深い論文を読んだらしく、その内容を彼なりに咀嚼したものです。

 

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他人の成功とは、やはり羨ましいもので、成功者の習慣を見習っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


例えば、


○「たくさんの本を読む」
○「朝早く起きる」
○「運動をする」
○「自分(お酒)をコントロールする」(これが一番むずかしそう…)

 

などが、よく言われている成功者の共通点ですね。

 

これらの共通点は習慣であり、自分の意識と努力で「管理可能な成功要因」です。

でも、成功している人たちには、自分の意識と努力で「管理できない要因」もあるようです。

今回のブログでは、HOW TO本には載っていないそんな要因の一つ、「成功者の家庭環境」のお話をします。

管理不可能な、つまり、今さらどうしようもないことを書いて恐縮ですが

自分の子どもを経営者に!と考えている方には耳寄りな情報かもしれません

 

有能なリーダーとは、一般的に「テディベア能力」を備えているといわれます。

テディベア能力とは、EQ(心の知能指数)が高くチームワーキングを得意とするリーダーに備わっている他人のモチベーションを効果的に向上させる能力のことをいいます。


つまり、人々に自分の近くにいたいと思わせる能力です。


皆さんの周りにも思い当たる友人、同僚若しくは上司がいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような人は単に自分と馬が合うだけではなく、多くの人から同様の好印象・好評価を受けているテディベア能力を持った人物なのです。

 

では、そのような優れたリーダーは「どのような家庭環境」で育つのでしょうか。


大企業のCEOに精神分析を行い、リーダーシップ開発を臨床的な視点から研究したことで有名なマンフレッド・F・R・ケッツ・ド・ブリーズ氏曰く、


偉大なリーダーには強い母(原文では孟母)の影がつきまとう」そうです。

 

つまり、成功したリーダーの多くは、精神的な支えとなる強い母親を持ち、父親の方はどちらかというとよそよそしくて存在感が薄い家庭環境のなか育っているのです。

元GE、CEOであるジャック・ウェルチがまさにそうです。
彼は自叙伝のなかで強い母親への愛着を描き、鉄道の車掌だった父親は善人だったが、あまり存在感がなかったことを記しています。
その他、ヴァージン・アトランティックのリチャード・ブランソンや、元米大統領ビル・クリントンも「強い母親」に育てられました。

 

しかし、上記の研究の対象は「男性リーダー」の場合のみです。

女性のリーダーに関しては、実証結果が一般化できるほど実業界では女性経営者の数が多くないため、今のところ偉大な女性リーダーの典型モデルは定義できません。

 

つまり、子ども(息子)を立派な経営者に育てたいと考えている父親がすべきことは、

 

「家庭のなかであまり目立ったことをせず、肝っ玉カアチャンタイプの妻の尻にひかれる」ことという結論になります。

 

これも可愛いわが子のためなら仕方ないことなのでしょうか……

 

 


アナリスト 桑原 慎輔

 

(参考文献)
『リーダーシップの不条理』マンフレッド・F・R・ケッツ・ド・ブリーズHarvardBusinessReview 2004年4月号

 

 

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