あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

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出世する人は自社の企業理念が大好き

「だまされるな!」

 

なんて、今回の日経スタイルの記事はキャッチーなタイトルになってしまった。

ゲラ(ネットでもそういうのかな?)で見てはいたけれど、あらためてWEBページで公開されると、「いいのか、この語調?」と、少々不安になった。

 

で、読んでいただいた方はわかると思うけれど、別に企業理念が嘘だ、ということを書いてるわけじゃない。

 

伸びてる会社は、しっかりとした行動基準となる企業理念を持っている。

そして、その会社で出世していく人は、自社の企業理念をとても大事にしている。

 

そんなことを書いた。

ただ、どうしても自社の企業理念がよくわからなければ、評価基準と見比べてみればわかりますよ。もしそこに矛盾があるとすれば、残念ながらその会社はうそつきかもしれません、という話だ。

 

 

ちなみにあえて書いてはいないけれど、企業理念と評価基準が合致しているからといって「あなたにとって良い会社」というわけじゃない。

たとえばこんな会社だ。

 

企業理念:オーナー家の存続

評価基準:オーナーの気分しだい

 

すがすがしいくらいワガママなこういう会社。

あなたのまわりに存在しないだろうか?

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)