あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

怒ると叱るの違いを検索する人の間違い

怒ると叱る、って違うと思ってる人が多い。

検索してみれば、たくさん説明サイトが出てくる。

 

でも、どちらも一緒だ。

それらの「違い」を考えた時点で一緒だ。

 

なぜか。

  

怒ると叱るの「違い」を検索する人のメンタリティを考えれば簡単にわかる。

 

「今、『怒鳴ってしまった』けれどもこれは『叱る』だよな」

「つい『殴ってしまった』けれどもこれは『叱る』だよな」

 

それらは全部、「怒る」だ。

 

さらにいえば、それらはすべて「暴言」「暴力」であり、犯罪だ。

 

「叱る」の本来の意味から言えば、そこに「暴言」も「暴力」もない。

 

叱る現場は、淡々としたやりとりが続く。

 

「なぜそうした?」

「どうすればよかったと思う?」

「これからどうする?」

 

そんな問いかけが淡々と続くのが「叱る」だ。

だからそれは実際には、感情をぶつける「怒る」よりも相手の心に響く。

そして改善を促す可能性が高い。

 

「叱る」は問いかけで、「怒る」は相手に対する指示だ。

感情があらわれてしまうことは、「怒る」の中でも最悪最低のことだ。

結局多くの「叱る」と「怒る」という定義は、どちらも「怒る」ということにすぎない。

ミスディレクションは、そろそろやめた方がいい。

 

それは相手に対して指示命令「しか」できない、無能なリーダーの言い訳でしかない。

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)