ボスザルの会社に入ったら優秀なほど追い出されたりする
長い社歴の会社とのおつきあいで感じたことを、ビジネスモデルと人事、という切り口で書いてみました。
それが今週の日経スタイルの記事です。
なぜ社歴の長さが、ビジネスモデルと人事、と関係するのかといえばそれは社歴の長い会社に「一発屋的なビジネスモデルの会社」が意外に多いからです。
たまたま立ち上げた会社が時流にあっていて、マーケットを作り上げた。
売り上げ規模的には30億円~80億円くらいまで育つことが多いようです。
そしてたいていが、30年にわたって右肩上がりか、あるいはほぼ横ばいの売り上げです。
だから従業員がまるっきり「ビジネスモデルのパーツ」で機能してしまうのです。
そういう会社で今起きている問題が、事業承継。
だって社内にはパーツとして優秀な人以外が存在しないからです。
都度のタイミングで、パーツを卒業できる優秀な人もいたりしたのですが、そういう人は創業者から見れば、自分の会社を奪ってしまう可能性のあるやっかい者としてうつるよです。
ボスザルが若い優秀なオスザルを追い出すようなものですね。
だから就職や転職する際には、ビジネスとして優れているかどうかだけでなく、従業員に対して何を求めているかをしっかり確認しないと、優秀であればあるほどいづらくなったり、追い出されるかもしれない、というような視点で記事を書きました。
ぜひご笑覧を。
(日経のサイトなんで、そんな露骨には書いていませんが)
平康慶浩(ひらやすよしひろ)
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