あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

リモートワークに合わせて評価制度を変えなければいけない

今回の日経スタイルに書いた内容は、普段よりは経営者寄りのお話です。

 

style.nikkei.com

 

日経スタイルはどちらかといえば働くビジネスパーソンにとって役立つ内容を紹介しています。

 

しかしリモートワークによる人事制度への影響は、まず経営側が変わることのニーズを記さなくては説明ができませんでした。

だから今回は、経営側による信頼感の構築について記しています。

 

実際にはこの先は、二つの選択肢があります。

 

① 信頼感の情勢を前提として既存制度を運用していく

 

② より成果軸にあわせた人事評価制度に変革していく

 

このうち②はいろいろな影響が大きいのです。

詳細は5月28日のHRカンファレンスでお話ししますが、たとえば以下のような点が重要です。

 

・管理職一人あたりのマネジメント人数

・社長から現場までの組織階層数

・チームとして求める成果と個人として求める成果の整合性

 

jinjibu.jp

 

HRカンファレンスの定員はもう超過してしまっていますが、5月28日より後に段階では、弊社として実施するセミナー(場合によってはウェビナー)でもご紹介してゆきます。

 

ぜひこの非常事態を生き残り、再成長の軌道に乗せてまいりましょう。

 

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)

 

 

 

【3日目】世の中は辺境だらけという本

【7日間ブックカバーチャレンジ】3日目

写真の説明はありません。

 

 

 

カオス理論の辺縁系からの連想で、辺境、に惹かれた本。

辺境については「自前の文化的なスタンダードを築く代わりに、中心のスタンダードを変形させて生き延びてきた地域」としているので、その定義については異論もありそうです。

特に日本を辺境としているあたりね。

 

「自前」と「中心」が薄れて、「他者の内包」により「辺境の偏在」があたりまえになるというあたりの概念が、近年広がっているNation Stateとの対比としてあらためて考えさせられる部分です。

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)