よしなしごと
ちょっとした楽しい雑談のはずが、お互いに嫌な気持ちで終わってしまうことがあります。 たとえば 「このあいだ、定年退職したAさんをスターバックスで見かけたんだけど」 と話しかけたとたん 「まだこの辺うろうろしてるの?嫌な人だったよね」 と個人的な…
書いた日経スタイルの記事のタイトルが、同僚とランチ、みたいになってて、それで社風が見極められるとかなんとか書いてる。 ちなみに記事は書いたけれどタイトルは書いていない。毎回のタイトルは編集の方の力作だ。しかもタイトルは柔軟に変更されている。…
そういえば先日公開した日経スタイルの記事の最後に、こういう文章を書いた。 気をつけなければいけないのは、インターネットで検索することです。「賃金カーブ ●●●●(会社名)」で検索して出てくるサイトがありますが、実はこのサイト情報は正確ではありま…
日経スタイルの連載は「出世」というしばりがあって、だからわりと書きやすい。 自由に書いていい、なんて言われたら多分何も書けなくなるから。 で、今回は転職判断時期をどうするか、ということを書いた。 人事制度設計者とのしてのポジショントークもちり…
今回の日経スタイル記事へのアクセスがなかなか好調らしい。 style.nikkei.com 働くこととストレスとの関わりについて論じた内容だ。 で、結論としては、ワークアズライフの礼賛という、まあ私なりのポジショントーク。 私はどうもワークとライフとをバラン…
ぜひ読んでほしいWEBマンガが始まった。 comic-days.com 原作は萩本創八さんという方で、僕はそもそも伊藤黒介さんのツイッターで彼の作品を知った。 伊藤黒介さんは難聴の漫画家だ。 ベルとふたりで 1巻(バンブーコミックス) 作者: 伊藤黒介 出版社/メー…
機会をいただき、hontoというサイトで書評を書いた。 honto.jp 人生100年時代は確実に来ていて、僕たちは人生そのものを見直す時期に来ている。 不安を感じずただゆったりと過ごす、という生き方がとてもぜいたくなものになってゆく。 戦わなければ、安心は…
怒ると叱る、って違うと思ってる人が多い。 検索してみれば、たくさん説明サイトが出てくる。 でも、どちらも一緒だ。 それらの「違い」を考えた時点で一緒だ。 なぜか。 怒ると叱るの「違い」を検索する人のメンタリティを考えれば簡単にわかる。 「今、『…
大企業といわれる組織を卒業して、コンサルタントとして独立して6年ほどになる。 最初の頃はほぼ個人だったので、目標は組織に勝つことだった。 たとえばある会社から人事制度設計についての見積もり依頼が来る。 他社にも声をかけていると聞き、その会社を…
style.nikkei.com 日経スタイルの記事タイトルは編集の方任せなんですが、僕も意見を言える場面はある。 ただ、今回はそれが少しばかり遅かったので(主には僕の原稿提出が遅かったせい)、タイトルに口を出せなかった。 本当は 「たたき上げか、資格取得か…
新しいものはとりあえず手をつけとこうと思って、ようやくだけれどこの本を買った。 はじめての深層学習(ディープラーニング)プログラミング 作者: 清水亮 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2016/12/07 メディア: 大型本 この商品を含むブログ (11件) を…
2005年に会社法が成立して以来、取締役のいろいろな肩書に法的根拠がなくなってしまった。 現在の取締役は、3種類しかない。 代表取締役とそうでない普通の取締役、そして社外取締役だ。 まあ厳密には349条で「代表取締役その他株式会社を代表する者」とい…
NIKKEI STYLEというサイトで隔週連載をしている。 プロが明かす出世のカラクリ、というコーナーだ。 その35回目の記事を書き終えた。 style.nikkei.com 隔週で35回目というと、要は70週が過ぎたということで、一年を超えて少しというあたり。 その間、迷惑を…
日本人材マネジメント協会という、「日本におけるHRMプロフェッショナリズムの確立」を趣旨とした組織がある。 JSRHM そこで発行している「インサイト」という雑誌の2017年7月号に、私のインタビューが掲載された。 まだWEB上でオープンにできないので、…
日経スタイルの隔週記事が今週も無事更新された。 style.nikkei.com 記事を書くとき、僕ももちろんタイトルをつけている。 けれども、日経編集部の方でこれを修正されることがわりとある。 たとえば今回の記事は、リンクに示したように 「『稼ぐ』から『稼が…
日経スタイルの記事を更新した。 今回は少し毛色が違う話だ。 style.nikkei.com さくっと読めると思うし、まあそれなりにみんな「そうそう」と思える話だと思うので、ぜひ読んでみてほしい。 平康慶浩(ひらやすよしひろ)
経営者と近い位置で働くと、辛いことも多いけれど、学ぶことも多い。 そんな話を、前回と今回とで、日経スタイルに書いた。 style.nikkei.com 考えてみれば、今48才の僕が学生だった頃は、良い学校を出て、就職活動を頑張って大企業とかの安定した会社に入ろ…
同一労働同一賃金がスタンダードになっていく中で、給与水準というものはきっとなし崩し的に決まっていくのだろう。 それが市場メカニズムというものだし、それしかないとは思うのだけれど、専門家の立場としてはそこに理屈付けをしなければいけない。 なぜ…
人間が最終判断をする限り、人工知能がはじきだした最高の選択肢は、単なるきまぐれで拒否されるだろう。 あるいはたまたまの好き嫌いで、でかもしれない。 けれどもきまぐれとか好き嫌いという選択肢は、きっと種を保存させるためのものだ。 なぜなら、合理…
合理的な人工知能に比べて、人は不合理だから魅力的だということを書いた。 人のもっとも不可解な(けれども僕もやっぱりそうしてしまうことのある)不合理さのひとつが、行動した方が良いにもかかわらず、何もしないときがあるということだ。 それは要は人…
人工知能によって多くの職業がなくなる、という論文が出て世間をにぎわせたことは記憶に新しい。 www.goodreads.com たしかに、人工知能によって多くの職業はなくなる。 けれど、技術の発展によって今までも多くの職業はなくなってきた。 だから人工知能だか…
僕は人事コンサルタントなので、人の行動について考えることが多い。 その本質は一言で言えば「不合理さ」だ。 たとえば、絶対今勉強しておいた方が良い、というときに、友人たちから遊びの誘いがあったとしよう。頭では勉強すべきだ、とわかっていても、つ…
2016年11月28日の読売新聞朝刊に、僕のコメントが掲載された(少しだけだけれど)。 インタビューは受けたけれど、記事の趣旨に反するコメントになってしまったので、おそらく載らないだろうなぁ、と思っていた。 けれども、その辺はさすが大手新聞社。 異な…
style.nikkei.com 日経スタイルの連載が更新された。自分なりに正しいと思ってリーダーシップを発揮したら、すべてが壊れてしまったというお話だ。脚色したので、多分関与していた人たちであっても自分たちの事とは気づかないだろう。 ちなみにこの事例、実…
今日も今日とて多くの方々の前で「給与を決めるために評価をしていたら誰も成長しない」とか「そもそも日本の評価制度って1990年台以降に生まれた仕組みでしかない」とか話していた。 そんで、評価報酬制度設計の本業に戻ってみれば、そこではやはり報酬…
独立して活躍している知人から聞いた話。 独立したけれど食えていない人からよく、「どうやって仕事とれるようになったの?」と聞かれるということだった。 それは結局のところ、聞きたいのは「どうやって?」ではなくて、「僕にも仕事を回して!」という話…
最初に入った会社で「働き方の常識」がつくられる、ということをたびたび話す。 いくら残業してでもとにかく結果がでるまで仕事を続ける働き方とか、決められた時間の中でできる最良の結果を出そうとする働き方とか。 それらは最初に入った会社の研修で基礎…
転職でキャリアアップ、どころか、キャリアダウンしてしまう可能性について書いた。 日経スタイルの隔週連載。 ちなみに今は、続きを書いているところ。 わずか3000字ほどの隔週連載ですらしんどいのに、週刊連載している人たちってすごいんだね…… あ、ちな…
僕はわりと創業オーナーに気に入られることが多い。そして比較的長めの契約をいただいたりするのだけれど、創業オーナーのみなさんの発言に驚かされることがある。 中でも、割と多くの創業オーナーに言われる、ちょっと困惑する話がある。 「人を見極めるに…
日経スタイルで隔週連載をしているのだけれど、2016年5月24日分は、その日のトップPVだったようだ。 写真の「50代後半で年収が130万円も下がる業界はどこだ?」という記事。 ちなみにリンクはこちら。 リンクのタイトルを見てもわかるのだけれ…