あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

テンポラリー・シャットイン(一時的引きこもり)の勧め

今日の記事を一言でいえば、疲れたら一日くらい引きこもってもいいんじゃない?、と言う内容です。

一日くらい ・・・ テンポラリー
ひきこもり ・・・ シャットイン

って勝手に言葉を作ってみました。

別にひきこもらなくても、自分の好きなことをする日を、平日に作ってしまえばそれでもOKです。

例えばサラリーマンだったら、一日まるごと、スケジュールを全部外した日を作って有給をとる。
なかなか有給が取れない会社だったら、いきなり風邪をひいてもいいと思います。
ただお客さんや周りの人に迷惑をかけないように、ちゃんとスケジュール調整をした上でですが。

自営業の方だったら、一日は難しいかもしれません。
そういうときは、家に帰らない、と言う手段もありです。
出張と言う名目で、どこかのビジネスホテルを予約して泊まる。
わざわざ遠くへ行くよりも、職場の近所の方が気分転換になります。

あるいは、近所なんだけどよく知らない街、というのもありです。
職場が新宿だったら、渋谷に泊まってみる、とか。

もちろん家族には、出張、というもっともらしい理由を伝えておきましょう。

私が独立する前に働いていた会社では、完全に裁量労働制が実施されていました。
それも名目的に、ではなく、それはもう本当の裁量が与えられていたので、かなり自由がききました。
(その分仕事はハードで、徹夜なんかも普通だったりしたんですが)

そんなとき、完全に燃え尽きる前に、自分で息抜きができるようにそんなことをしていました。
裁量労働制なんで、休んでも全然問題ない状態だった、ということもあります。

2カ月に1日、そんな日をつくると、気持ちも体もずいぶん楽になります。

楽になった分、普段思いつかないようなことに気付いたりもします。


ためしに一度、来週あたり休んでみませんか?



平康慶浩(ひらやすよしひろ)