就活・転職活動のときにトイレを借りるべき3つの理由
就職や転職のとき、志望している会社の中身をどうやって知ればよいのだろう。
会社案内やホームページ、それに面接官がどういう人か、などから推測するしかないのだろうか。
面接される側として、会社の内容についてあまり具体的に聞くことも難しい。
仮に聞いたとしても、本当のことを答えてもらえるとは限らない。
一方で、就職活動や転職活動の時、会社から僕たちにはどんどん質問される。
そうして、僕たちがどんな能力や性格や行動をとる人間なのかを徹底的にリサーチされる。
会社側の人事の立場としての面接手法については、以前こんな記事を書いた。
じゃあ面接される側としては、会社に入ってみないとわからないのだろうか。
ネットである程度判断するための方法としては、こんなものもある。
今日紹介したいのは、実際に面接まで行けた後の話だ。
面接に行くと、まずどこかで待たされるだろう。
その時、トイレを借りよう。
トイレを見れば、その会社の性質がある程度わかる。
見るべきポイントは3つある。
1.温水洗浄便座になっているか
トイレにいったらまず便座を見よう。
温水洗浄タイプの便座になっていたら、まずは合格だ。
少なくとも、その会社は従業員を大事にする、とまではいかなくとも、軽んじる気は少ないだろう。
あるいは、経営状況がまずい、という可能性も低くなる。
内閣府の調査によれば、平成25年3月時点の温水洗浄便座の世帯普及率は74%だ。
しかし世帯年収別でみると、以下のようになる。
実際僕が見てきた企業でも、トイレに温水洗浄便座が設置されていない会社は、「そんなところに金をかけていられない」と言う会社が多かった。
ここから読み取れることは
そんなところに = 従業員なんかに
と言う意識や
金をかけていられない = そんな余裕はない
という状態だったりする。
もちろん、すべての企業がそうだというわけではないけれど、騙されたと思って一度確認してみてほしい。
2.スリッパはあるか
トイレにスリッパが置いてある会社がある。
こういう会社はアットホームであることが多い。
アットホームである、ということは良い点もあるが悪い点もある。
良い点としては、人間関係を築きやすいこと。入社した後には歓迎会が催されるだろうし、昼食にもお誘いがかかる。
でも、こういった人間関係を築くことが苦手な人にとっては苦痛だ。
それにトイレにスリッパを置いている会社では、裏の人間関係が存在していたりする。噂話が出回ることも多く、特に長年勤めている従業員の前では、言動に注意した方が良い。
トイレにスリッパがある、ということは、会社が社長にとっての「家」になっているということだ。
「私の会社」だからそこでは雇用関係以上の人間関係が求められやすい。
それがメリットになるかデメリットになるのかは、人によって違うけれども。
3.掲示されているものがあるか
最後のポイントは、何かが貼ってあるかどうかだ。
僕は男なので女性用の方がわからないけれど、男性用にはこんなのが貼ってある場合がある。
この手の掲示がある場合、会社の従業員たちに問題があるかもしれない。
ルールを掲示している、ということは、ルールが守られていない、ということだ。
トイレには一人で来ることが大半だ。
そこでルールを守らない、ということは、人が見ていないところで雑な行動をする人がいる、ということでもある。
これらを逆に言えば、
温水洗浄便座を設置していて
スリッパなどへの履き替えがなくて
掲示物がない。
そんなトイレだと合格だ、ということになる。
ちなみにトイレが汚れているようだったら、もちろんそれは論外だ。
面接の美辞麗句は疑ってかかるべきだろう。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)
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