自分宛のメールを出し始めてちょうど2年になった
セレクションアンドバリエーションのドメインを持っているのはもちろん僕なので、メールアドレスは作り放題だ。
メインのアドレスに加えて、フライトやホテルの予約用、友人たちとのメーリングリスト用、卒業した会社のメーリングリスト用、学会メーリングリスト用などがあるのだけれど、その中に「アイデア用」のメールアドレスがある。
たとえば移動中とか食事中とかに思いついたアイデアがあったとき、紙にメモするとどこかにいってしまうかもしれない。また、紙に書くという作業は、記憶するときとか分析、整理するときにはいいのだけれど、アイデアをかきとめておくだけ、という場合にはあまり向いていない。
検索性がないからだ。
そこでいろいろ考えた結果、専用のアドレスをつくって、そこに送るようにした。
それが2013年の5月23日からで、ちょうど2年になった。
すべてのメールは年代別にフォルダーに保存されている。
一番最初に何を書いたかな、と思ってみてみたら、こんなことが書いてあった。
「すべての会社が必ず一つ、毎年買うものは何か」
そういえば新しいサービスや商品をいろいろと考えていた時期だったなぁ、と思い出して、いまだにこの問いへのはっきりした答えは出せていないなぁ、と少し焦る。
この類の、自分自身への問いかけはたくさん送った。
他にも、執筆中のビジネス書の中に入れたい一文とか、仕事の資料に入れるべき一言とか、分析すべき事柄とか、まあ雑多になんでも送ったから、このメールアドレスのフォルダーは、僕の頭のがらくた箱だ。
2013年は354件
2014年は570件
2015年は現時点で282件
ざっと読み返してみるとなんとなくブログのネタになりそうなこともたくさんあったので、頭の余裕があるときに、ピックアップして書いてみようと思う。
たとえばこんなのとか(必ず書くと決めたわけじゃない)。
【自己啓発系のたわごと】
- 国が示す職種を目指して幸せになれる時代はなぜ終わったのか
- 勝てる個人だけが幸せになる時代
- 部下や後輩が対等になる日にどう備えるか
- 三年同じ仕事しかしてないなら転職した方がいい
- 人は愛されているという思いさえあればチャレンジできるのだから、君は誰かを愛した方がいい
- 目指すなら常務
【人事の仕組み系のたわごと】
- 残業代問題を改善するには仕事の指示方法を変えるしかない
- 年功昇給の最大の弊害は成長を認めないことにある
- みんなの給与を二倍に増やす方法を考えてみよう
- 結局景気を良くするには初任給を上げるしかない
- 生産性なき労働が罪悪である理由
- 幸運に支払うべきか
【世の中の仕組み系のたわごと】
- 選択肢はなぜ豊かさと格差を同時にもたらすのか
- システム化の最大のメリットは意識の希薄化にある
平康慶浩(ひらやすよしひろ)