副業解禁は残酷だけど、今からでも積めばなんとかなる
僕は尖った意見の人が好きだ。
そのうちの一人が、イケダハヤトさん。高知に引っ越して活躍している著名ブロガーで、最近はビットコインにはまっているらしい。
まあそれはそれとして、彼の10月21日の記事の一つが面白かった。
副業に限らず、ぼーっとしてきた人と、ちゃんと積んできた人との差はどんどん広がる可能性が高まっている。
なるほど。もっともだ。
で、ここで僕とかが調子にのって「ぼーっとしてきた人は『自己責任』じゃない?」とか言ったら、よくわからんところから怒られる。
まあそれよりは、副業で成功した人をほめたたえた方が前向きだ。
それに、できていない人を責めたところで、人は変われない。
責められると防衛本能が働くからだ。
だから「気づいた時点から積むようにするだけでもずいぶんと変わるので、今から積んで行きましょう!」というリカレント教育を推すことにする。
真面目な話で言えば、ポイントはリカレント教育そのものだけでなく、「何を学び直すのか」ということろが最も重要だ。
今、経済産業省が中心になって、そのあたりの掘り下げを進めている。
キーワードは「社会人基礎力」。
面白いことに、4つの中央省庁がそれぞれ別の観点で「社会人基礎力」らしき提言をしている。
経済産業省は3つの力を示している。
「前に踏み出す力」
「考え抜く力」
「チームで働く力」
「知的能力的要素」
「社会・対人関係力的要素」
「自己抑制的要素」
文部科学省は学士力として4つ。
「知識・理解」
「汎用的技能」
「態度・志向性」
「統合的な学習経験と創造的思考力」
厚生労働省は就職基礎力として5つ。
「コミュニケーション能力」
「職業人意識」
「基礎学力」
「ビジネスマナー」
「資格取得」
どの区分も納得できそうで、今一つな気もしている。
僕も、自分の会社(セレクションアンドバリエーション)で人事制度設計をしたり、グロービス社会人大学院で教えたりしながら、どうすれば多くのビジネスパーソンに対して、より効率的に成長しやすい道筋を示せるかを常々考えている。
案外大事なことって、OAスキルとか、文章作成スキルとかじゃないかなぁ、とかの区分をしてみたりとか。
この手の話はビジネスではなく、公共的なものになりやすい。
ということで、一般社団法人高度人材養成機構の理事という肩書の方を使った検討を進めている。
その初回セミナーを無料で開催するので、興味のある方はぜひどうぞ。
新しいリカレントの道を探る 中高年の働き方改革に何が必要か
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平康慶浩(ひらやすよしひろ)