自信過剰な部下とどう付き合うか
プレジデントという雑誌に取材を受けた記事が掲載された。
以下のリンクの中にある
「『できる自分』を過剰演出▼いつも上から目線で人脈誇示」
という記事だ。
リンクの先にはタイトルしかないので、ぜひ書店などで手に取ってみてほしい。
自信というのはとても重要なもので、仕事や人間関係にも良い影響を与える、ということが様々な分析で示されている。
ただ、長期間付き合うとその弊害も出てくる。
そのあたりはこの本に詳しいので、是非読んでみてほしい。
一つだけ言い訳しておくと、具体的に書いてある「Facebookの友達が4ケタ以上」というのは厳密な話ではなく、なおかつ「普通の会社員なのに」という前提。
複数の会社で働いているとか、セミナー講師をしているとか、NPO活動をしているとかの人は除外されるので、ご注意を。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)
汎用スキルを持つと汎用品ではなくなるということ
人生100年時代だからこそ、若いころから自分が手に入れるスキルを客観視できるようになった方が良い。
今週火曜日に日経スタイル にアップした記事はそういった内容だ。
ごく簡単に言えば、10年後にも求められる人材になるために、自分のスキルを汎用化しておこうというものだ。
もちろん、スキルの汎用化という概念は別に新しいものではない。
ポータブルスキルという言い方で、ずいぶんと昔から言われているものだ。
たとえば厚生労働省では、自分のスキルをポータブル化したい個人向けに動画を配信していたりもする。
研修として実施したい会社向けに、テキストまで作成してくれている力の入れようだ。
また、ポータブルスキルチェックのサイトもある。
一般社団法人人材サービス産業協議会の以下のサイトにリンクがあるので見てみてほしい。まあ傾向が見えるレベルではあるのだけれど、設問がなかなか面白い(結果に至る分析が雑なのがもったいない)。
大事なことは、スキルを汎用化した人は、自分自身が汎用品ではなくなる、ということだ。
ただし、実はその先がある。
会社に特化したスキルを汎用化すると、どんなことができる人なのかがわかりやすく見えるようになる。
だから転職などに役立つし、出世競争にも勝ちやすくなる。
その先にあるものは、汎用化したスキルを、再度特化させることだ。
たとえば転職した後、汎用スキルをその会社に向けて順応させていかなくてはならない。いつまでも汎用スキルを汎用のままにしてはいけない。
汎用化と順応。
それらを繰り返して、私たちはさらに成長するのだ。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)