あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

採用

ジョブ型人事導入講座1:中途採用の目的が変化していますよね

ジョブ型人事導入の必要性は具体的な変化をもとに検討 年次穴埋め型の時代ならジョブ型でない方がよかった 即戦力活用が必要だからジョブ型人事が必要 ジョブ型人事導入の必要性は具体的な変化をもとに検討 ジョブ型人事制度の導入を進める中で、制度改定の…

最近、三井住友銀行系の広報サイトで執筆していたりします

ブログをなかなか更新していないのは、いろいろなところで記事を執筆しているためですが、こちらなんかは誰でも見られるものなのでご紹介します。 infolounge.smbcc-businessclub.jp 弊社セレクションアンドバリエーションは人事制度設計と運用、教育がメイ…

第一印象で採用してはいけないたった一つの理由

採用基準がなぜ必要なのか 面接官の眼力で採用は決まる? 優秀な人を採用したい、という思いはどの会社でも共通する思いです。 きっとあなたの会社でもそうですよね。 では毎年、満足のいく優秀な人を採用できていますか? 優秀な人を採用するために、会社で…

高額給与の支払い方コンサルティング

人事コンサルティングの依頼として、「高額給与の支払い方」についての相談が増えてきました。 対象となる職種は主に2種類。 エンジニア系採用と経営幹部採用です。 エンジニアを採用したいという理由は、大ぐくりでいえばDX(デジタルトランスフォーメーシ…

社長の私が、採用面接するのをやめました

小さい会社はどこでもそうだと思うんですが、弊社でも採用時の面接は私が行っていました。 もちろん、最初は私一人しかいませんからそりゃ当然。 二人目の採用も、三人目の採用も、四人目も、五人目も、そのつぎも。 みんな私が採用面接をしてきました。 こ…

なぜ大企業ほど新卒給与に差をつけられないのか

メルカリが新卒の給与に差をつける、ということが報道された。 ちなみにそのための人事制度は「メルグラッズ」という名前らしい。 about.mercari.com 多くのニュースでは初任給格差だけがとりあげられているけれど、アスキーの上記の報道を見るともう少し詳…

僕たちは使う側、使われる側のどちらにもならない

お互いに一緒にやれそうな人に出会ったときに、僕が経営しているセレクションアンドバリエーションへの参画を誘うことがある。 そんなとき、かならず尋ねられる言葉がある。 「ひらやすさんは、この会社で何を目指しているんですか?」 こういう言葉を聞くた…

昇給が確実じゃないなら初任給を30万円にするしかない

今日も今日とて多くの方々の前で「給与を決めるために評価をしていたら誰も成長しない」とか「そもそも日本の評価制度って1990年台以降に生まれた仕組みでしかない」とか話していた。 そんで、評価報酬制度設計の本業に戻ってみれば、そこではやはり報酬…

優秀な人材は学歴や性別などのラベルではわからない

1年前の記事だけれど、示唆にとんだ内容なので紹介してみたい。 blog.livedoor.jp 1000人に1人しか入社できない狭き門のグーグルでは、大卒資格を有した社員は半数しかいない、という点がクローズアップされて、こんな記事にもなっていたりする。 (ま…

人を選ぶ基準は一言で言えば「失敗を許せる基準」だ

会社の中の人事制度を作っていて、昇格とか昇進とか任用とかの条件を作ることがある。 ちなみに今あげた3つの用語は、現場ではこういう意味の違いがある。 昇格:会社の中の等級をのぼること。 例)3等級から4等級に昇格した。 S3等級からM1等級に昇…

コミュ力がない優秀な人はコミュニケーションで測れない

この数年、アセスメントを担当することが増えた。 ちなみにアセスメントと言うといろいろな意味があるけれど、人事面で使うときにはたいていが外部の第三者として面接をすることだ。 で、アセスメントをするときに、とても悩むことがある。 それは、コミュニ…

最終面接にスーツは必須?

就活もクールビズで、という呼びかけをしている会社がある。 2015年夏、就活COOLBIZ、はじまる。|OfferBoxcoolbiz.offerbox.jp オファーボックスという、新卒向けの逆求人で有名な、i-plugという会社だ。 僕は一度、経営陣と食事をご一緒させていただいたけ…

40才新人採用の仕組みなんてどうでしょう

女性の働き方とか(個人目線)、女性活用の方法とか(会社目線)をわかりやすく整理してほしい、という依頼を受けたのでいろいろと考えている。 そんな中、どこの会社でも使えそうな施策を思いついたので紹介してみる。 題して、「40才新人採用制度」だ。 …

僕が考える人事制度の本質(2014年10月13日版)

「変化の時には本質に手の届く人が出世する」 と言う言葉を本に書いた。 出世する人は人事評価を気にしない (日経プレミアシリーズ) 作者: 平康慶浩 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2014/10/09 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る じ…

社員が少ないからと言って人事制度設計は簡単じゃない

100人以下の会社で人事制度設計を頼まれることがあるが、僕はコンサルティングにかかる費用を値引きすることはない。 なぜかといえば、人数が少ないからこそ、制度設計が大変なことが多いからだ。 たとえば100人の会社と1000人の会社があるとしよう。 人事制…

人事評価制度改革についての個別無料相談会を実施しています

セレクションアンドバリエーションでは、毎月2日間にわたって、人事評価制度についての個別無料相談会を実施しています。 開催場所は大阪北ヤードにある、グランフロント北館7階、ナレッジサロンにて。 1社につき1時間をフルに使って、様々なご相談にお…

なぜ履歴書まで送ってきておいて面接に来ない人がいるのか?

「アルバイトの採用状況、どうですか?目標人数達成できそうですか?」 定例ミーティングでの僕の問いかけに、管理部門のYマネジャーは苦笑いした。 「厳しそう?」 「いえ、応募はあるんですが……」 「なにかまずいことでも?」 「ちょっとご相談しなきゃい…