あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

話があわなくなっている友達がいる人へ(主にお金の話)

まだ20歳ちょっとの大学生の頃、高校時代の友人達と飲みに行った。 その中でひとり、たまたまお金がない環境にある友達がいて、それでも集まりには来てくれていて、それが楽しくてずいぶんと長居した。 酒の場に長くいればそれだけお金はかかる。 気が付けば…

「労基署の言うとおりにしていたら倒産する」という社長は正しいのか

残業代問題についての記事を読んで、ああ聞きなれた言葉だなぁ、と思った。 公益通報者保護申し立て 「たかの友梨」従業員 :日本経済新聞 特に中小企業のお手伝いをしているときに、良く聞く言葉だ。 「労基署の言うとおりにしていたら会社はつぶれてしまう…

セミナー紹介「等級制度を変えないと旧い人事の常識は変わらない」という話をします

2014年10月3日(金)の14時~16時で、こんなセミナーで話をする。 セミナー情報: 等級制度で理解する人事評価制度の本質 | Glodea 【構成】 1.職能等級制度の限界と今後 2.等級制度の変革が持つ意味 3.自社の等級制度をどう見直すべきなのか 4.人事…

飢餓感がチャレンジ精神をはぐくむ

ヒアリングをすると新しい発見がある。一つの企業を支えてきた役員たちのふとした言葉に、多くの気づきを与えられる。 8月から、新しいクライアント1社の人事制度設計を始めた。 最初に各種分析をして、それからさまざまな人にヒアリングをしている。この…

習うのと慣れるのは同じ価値がある(人事のお話です)

僕の25年来の友人に、割烹の板前がいる。 大阪の割烹の息子で、高校卒業後は辻調理師専門学校で学び、その後は師事した親方と4~5人のチームを組んで、いろいろな店を巡っていた。いくつかの店では僕も常連になり、店と彼の成長とを応援していた。 今や…

地動説は天動説信者を説得できなかった(人事の話です)

僕たちは今、地球が惑星であり動いていて、世界もまた動いていることを知っている。 つまり、天動説も地動説も正しい、と言うことを知っている。それぞれが排他的でない、と言うことを知っている。 でも、昔はそうじゃなくて、地動説がひろまったときにはコ…

社員が少ないからと言って人事制度設計は簡単じゃない

100人以下の会社で人事制度設計を頼まれることがあるが、僕はコンサルティングにかかる費用を値引きすることはない。 なぜかといえば、人数が少ないからこそ、制度設計が大変なことが多いからだ。 たとえば100人の会社と1000人の会社があるとしよう。 人事制…