あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

よしなしごと

世帯はどうなるんだろう

最近歴史を勉強しています。 といっても、自分探しをするとかではなく、現在を形成している世の中の構造を理解するための戦前から戦後にかけての歴史です。 これが面白いし、また意外な影響も見えてきます。 一例として1980年代に「核家族化」が進んだという…

DXやAIやコロナショックは知的クラスターを創成する

コロナショックの折、交わされる議論の量が格段に増えているように思います。 さらに政治家の変動もあり、過去の振り返りも増えていくでしょう。 現状、流通する情報の大半は感情論です。 そのため、本当に私たちの生活を変えてしまうものに、私たちはなかな…

赤とんぼに思うこと

赤トンボが飛ぶようになりましたね。 先日、新しいお客様との顔合わせのため、スタッフと一緒に車で往訪してきたのですが、広い野原の信号待ちで、フロントガラスの向こうをついと横切ってゆきました。 一度気づくと、あらためて目につくことが増えます。 今…

出世の本質は年収を増やすことではなく階級移動

コロナショックや、その前段で進んでいた同一労働同一賃金とか、70歳までの雇用延長の努力義務化とか、そのあたりの状況を踏まえると、階級区分として社会の整理も一つの手段だと感じるようになりました。 たとえば貧困の再生産という言葉などもその一端です…

私たちはきっとのりこえる

久しぶりに東京に来ています。 移動時に乗った新幹線の座席は安定的にガラガラ……な状況をながめて、突然昔のことを思い出しました。 私が新卒で働き始めた1990年代初頭。 週に1回以上は新幹線で往復していましたが、遅い時間帯だと常にガラガラでした。 どれ…

マイナス金利の時代は生きているだけで丸儲け(人的資本の算出結果グラフに基づく)

2018年10月に本を出してから、本業に専念していて、それで本業は順調にのびて拡張移転なんかもできているのですが、そろそろ次を出さんかい、という編集長のお言葉をいただき、コツコツと書いている日々です。 ちなみに2018年に出した本はこちら。 人生100年…

「働く」ということが大きく変化している気がしています

Josh Bersinをフォローしています。 知っている人はそりゃ当然でしょ、でしょうし、知らない人は誰それ?って感じだと思います。 興味を持たれた方はこちらのサイトとかご覧ください。 joshbersin.com 英文ですが、Google先生が一瞬で翻訳してくれるので気に…

大阪で人事コンサルティングファームを経営しているメリット

うちの会社は大阪本社で、私も大阪に住んでいます。 立ち上げたての頃は「なんで東京に引っ越さないの?」とよく言われました。 たしかに東京のクライアントの方が多い時期もあったりして、出張することのコストがかさむという問題を指摘されたりしました。…

【3日目】世の中は辺境だらけという本

【7日間ブックカバーチャレンジ】3日目 辺境の思想 日本と香港から考える 作者:亮大, 福嶋,張 彧暋(チョウ イクマン) 発売日: 2018/06/01 メディア: 単行本 カオス理論の辺縁系からの連想で、辺境、に惹かれた本。 辺境については「自前の文化的なスタンダ…

【2日目】ラッコが増えて魚主体の漁業が活発になったという本

【7日間ブックカバーチャレンジ】2日目 持続不可能性―環境保全のための複雑系理論入門 作者:サイモン レヴィン メディア: 単行本 生物学とか生態学とか読み漁っていた時期があります。 この本の原題はFragile Dominion。表紙がサボテンを模していることに意…

【1日目】沖縄のマレビト信仰についての本

親しい方から引き継がれましたので、【7日間ブックカバーチャレンジ】をしてみようと思います。 ただ、毎回誰かにつないでいくのはちょっとハードルが高いので、私の蔵書の中の比較的仕事に関係ないものの表紙を7冊分、紹介したいと思います。 【7日間ブッ…

20才と70才が同じような成果を出せるマネジメントを実現したい

曜日感覚はもとからそれほどなかったのですが、従業員を全員在宅にしたことでオフィスに私しかいない状態になり、毎日が水曜日状態に感じられる日々です。活力いっぱいの月曜でもないし、週末が楽しみな金曜でもなく、水曜日。ほぼ平常運転が続く日々です。 …

日本ではなぜ玉虫色の仕組みが好まれるのか

本業の順調さ&多忙さを理由にして1年以上逃げていた新刊執筆から、とうとう逃げられなくなりました。 日経スタイルの連載記事もたまっていて、それらを加工して本を書くのでもよい、とは言われたのですが芸がない。 で、コロナショックの最中ということもあ…

スープはるさめは飲み物か

弊社の一階にはダイコクドラッグがありまして、ビルに入る際についのぞきこんでしまうようになりました。 マスクとか消毒液とか入ってるかなぁ、と。 と、思ったら、同じようなことをしている人はとても多いのですよね。 ふと店員さんの立場になってみて、い…

大阪本社オフィスを引っ越しました!

2020年2月10日、大阪本社オフィスを移転しました! 新しいオフィスは、大阪の目抜き通りである四ツ橋筋と本町通の交差点、信濃橋の南東角の7階をワンフロア全部借りました。 1階にダイコクドラッグがあるのでわかりやすいです。 住所と電話番号は以下の通り…

売れるコンサルタントになる方法

しばらくしたら消す予定で、ちょっと書きます。 いろんな人に、コンサルタントとして独立してよくやってこれたね、と言われます。 2020年2月10日の今日、以前よりもかなり広いオフィスに引っ越すことができました。なかなか大変でしたが、逆に引っ越さないと…

「人」を「おじさん」に変えてみた

私は人事制度設計をなりわいとする傍らで、人事制度の乗りこなし方も書いてきました。 たとえばこんな本とか、ビジネス書としてはベストセラーと言えるくらいに売れたりして。 出世する人は人事評価を気にしない 日経プレミアシリーズ 作者: 平康慶浩 出版社…

人の不幸を喜んでしまうことは自然な感情なのだけれど

以前こんな記事を書きました。 hirayasu.hatenablog.com この記事では、幸せを感じる要因を3つ紹介しています。 幸せを感じる要因、というのは、逆に言えば、不幸を感じる要因でもあります。 欲しいものがあるけれど今それが手に入らない。 昔は成功していた…

リア充キャリアな人がしんどさを感じるとき

素晴らしいキャリアの方々と話をしていて、あれ?と思うことがあります。 なんというか、すごく内向きになってしまっていて、こちらが励ましてもあまり励ましになっていないな、と感じられるときです。 なんかつらいことでもあったのかなぁ、と想像するので…

40才過ぎたら、自信は持っても自分の実力を信じないのが大事だと思う

成功するためには、根拠のない自信を持つのが大事だ、ということがいろんなところでいわれます。 錯覚資産についての話なんかも、そんな内容を含んでいますしね。 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている 作者: ふろむだ 出版社/メーカ…

頭を使うということは、体を使うことだったりする

大学院で教えていたり、あるいは弊社の従業員に作業指示をしていたりするとき、課題を前にして悩んでいる姿をよく見かけます。 あるいは、出てきたアウトプット(レポートとかプレゼンテーション資料とか)の品質が足りなくて、修正を指示したときにも悩んで…

今後の日経スタイル執筆予定

style.nikkei.com 毎度の日経スタイルなんですが、4月23日に更新されていました。 一応平成最後の更新ですが、特にそれについて何か言及しているわけでもありません。 そして令和最初の更新は、5月13日に予定しています。 で、そこからしばらく、こん…

3月決算の会社って実は少ない

3月も半ばをすぎれば、人事部門は大忙しの時期かと思います。 退職、評価、給与改定、昇進昇格、異動、そして採用と教育など。 弊社も例年であれば3月末締め切りの人事制度設計が複数走っていておおわらわなのですが、今年に限っては12月末導入、1月末導入、…

会ってみたい人たちと行動をあわせていく

プライベートで話が合うのって、自分の年令を中心にだいたいプラスマイナス10%じゃないかなぁ、と思っています。 私の場合だと、2019年1月現在で49才なので、44才~54才がメイン。 年を取るほどに話が合う年令は広がる気がします。 10代の頃とか、2学年離れ…

群れなくなった私たち

日本は農耕社会を軸にムラ社会として発展したという説があります。 必ずしもそうではない、という意見はあるようですが、高度成長期の企業での働き方にはそういった側面がありました。 それらはマイナスの側面を持つようでいて、強いプラスの面も持っていま…

前提をそろえてモヤモヤをなくそう

ちょっとした楽しい雑談のはずが、お互いに嫌な気持ちで終わってしまうことがあります。 たとえば 「このあいだ、定年退職したAさんをスターバックスで見かけたんだけど」 と話しかけたとたん 「まだこの辺うろうろしてるの?嫌な人だったよね」 と個人的な…

じつは僕が毎日同じメンバーでランチするのが苦手だというだけのお話かも

書いた日経スタイルの記事のタイトルが、同僚とランチ、みたいになってて、それで社風が見極められるとかなんとか書いてる。 ちなみに記事は書いたけれどタイトルは書いていない。毎回のタイトルは編集の方の力作だ。しかもタイトルは柔軟に変更されている。…

「賃金カーブ」公開サイトに気をつけよう

そういえば先日公開した日経スタイルの記事の最後に、こういう文章を書いた。 気をつけなければいけないのは、インターネットで検索することです。「賃金カーブ ●●●●(会社名)」で検索して出てくるサイトがありますが、実はこのサイト情報は正確ではありま…

リスク選好の反対語はリスク回避であって「ゆでがえる」ではない

日経スタイルの連載は「出世」というしばりがあって、だからわりと書きやすい。 自由に書いていい、なんて言われたら多分何も書けなくなるから。 で、今回は転職判断時期をどうするか、ということを書いた。 人事制度設計者とのしてのポジショントークもちり…

没頭できることで人生を過ごそう

今回の日経スタイル記事へのアクセスがなかなか好調らしい。 style.nikkei.com 働くこととストレスとの関わりについて論じた内容だ。 で、結論としては、ワークアズライフの礼賛という、まあ私なりのポジショントーク。 私はどうもワークとライフとをバラン…