あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

論文の紹介

教育研修サービスの一覧をつくってみた

僕が経営しているセレクションアンドバリエーション株式会社は、基本的には人事制度を設計することを主な事業としている。 しかし、制度を作ったあと、評価者への教育が求められることが大半だ。 また、そもそもの制度改革の目的である、マネジメントレベル…

年功序列崩壊と同一労働同一賃金は、実は同じことを言っている

面白い本を読んだ。 知人の大室正志さんが紹介していた本。大室さんは産業医として活躍されながら、ニュースピックスでもプロピッカーとして活躍されている。 僕がこの本に惹かれた理由は、実は大室さんの紹介文だ。 Facebookの友人・知人向けに書かれた紹介…

人工知能はみんなの報酬水準を高めていく

人工知能によって多くの職業がなくなる、という論文が出て世間をにぎわせたことは記憶に新しい。 www.goodreads.com たしかに、人工知能によって多くの職業はなくなる。 けれど、技術の発展によって今までも多くの職業はなくなってきた。 だから人工知能だか…

結晶性能力を伸ばそう

年を取ってくると、記憶力は落ちるし、集中力だって長くは続かなくなる。 でも、年を取ると総合的な判断ができるようになるし、応用だってきく。 このあたりの実感は、ちゃんと研究がされていて多くの論文がある。 それらをもとに、ビジネスパーソン向けにわ…

大学教授の毎年の論文発表数、公開してもらえませんでしょうか

今日はちょっと毒を吐く。 知人と会食していて、やっぱり日本の経済学とか経営学のジャンルの教授たち、おかしいよね、と思ったからだ。 僕の専門分野は人事マネジメントだけれど、人事は多様なジャンルに影響する。行動心理学、行動経済学は当然だけれど、…

ソーシャルスキル育成の指針

今日紹介したい論文は、「ソーシャル・スキルの育成」(2012、松本有貴、山崎勝之)というものだ。 最初に断っておかないといけないが、この記事の最後にネタばらしをする。 ばらした内容を見て「なるほど」と思う人もいるだろうけれど、「なんだこれは」と…

OJTで部下を育てることは4つのことを思い出させること

部下に職務を与え、伸ばそうとすることはすべての管理職の役割だ。 昨日書いた記事でも少し言及したけれど、 経験には5段階の質がある【職務経験ラダーの紹介】 - あしたの人事の話をしよう部下育成は管理職にとって「心地よい習慣」になる。 特別に意識せ…

経験の質は5段階 ⇒職務経験ラダーという考え方

コンサルタントの仕事の一つに、学問的に研究されている内容を現実に適用してみる、いうものがある。 人事コンサルタントの世界にももちろんそれはあって、そもそもは目標管理とかコンピテンシーだってそういった活動の一環だった。 今僕が着目しているのは…

5分間で出来る初対面でリーダーとみなされる方法

今回は初対面でリーダーとみなされる方法についてお話します。(就活をひかえている学生の方、グループディスカッションなんかでもとても役に立ちます!!)とはいっても、身なりや素振りのような外見的な面ではなく、心理的なアプローチをうまく使った方法…

成功するリーダーに共通する家庭環境

※ 今回のブログ記事は、セレクションアンドバリエーションの若手アナリストに書いてもらいました。興味深い論文を読んだらしく、その内容を彼なりに咀嚼したものです。 *********************************** 他人の成功…