2015-01-01から1年間の記事一覧
会社の中で、上司というのはとても重要な位置づけだ。 若者の退職理由の大半は「上司と相性があわなかった」というものだし、逆に部下が活躍した背景には上司の助けがあったりもする。 上司になった人たちは、誰もが「尊敬される上司」になりたいと思うので…
マネジメントスクールとかセミナーとかに学びに来る人たちの目的はたいていが出世とか社会的成功なんだけれど、アンケート結果を見ると、そうではない人たちが一部にいることがわかる。 学んだ結果、今よりもよい状況にうつりたいけれどそれは決して昇進だと…
変革というのは、適性がもともとあった人たちに受け入れさせるものであって、適性がない人たちを適性がある人に変えるわけじゃない、と概ね考えられてきたんじゃないだろうか。 そんなことを、20年ちょいの人事コンサルタント生活で実感してきた。 でも、さ…
「ああいう人になりたい」と思える先輩が減った。 優秀な人が減った、ということじゃない。 自分自身が考える成功と、先輩が実現している成功とがずれていることが増えた。 その理由は、環境変化が各世代に求める働き方が異なってきたからだ、と僕は考えてい…
ひょんなことから、出世する人は一次会だけ参加します、のPR動画をいただきました。 なかなか良い出来ですので、よろしければごらんください。 (音声付なのでご注意を) www.youtube.com 平康慶浩
起業はいつでもできるけれど、最適なタイミングはいつか、と聞かれたら僕は学生時代だと答える。 先月、立命館大学大学院の企業ファイナンスの講義にゲストスピーカーとして招かれ、ファイナンスで得た資金の用途としての人事マネジメントのあり方について話…
先日上梓した本に、さっそく書評をいただいた。 ビジネス書のキュレーターとして有名なこのサイト。 【出世の秘訣?】『出世する人は一次会だけ参加します ―会社人生を決める7つの選択』平康慶浩:マインドマップ的読書感想文 私の本の内容を実にみごとにまと…
今日も、とある組織の昇進面接官をしてきた。 毎年恒例なせいか、なんとなく受験者側に質問のノウハウがバレだしている気もする。 たとえば、質問をした瞬間に「キター!(^^)!」みたいな表情をする人がいたりして。そこからすっごく流暢に答えが出てきて、うーん…
今日聴いた話は、少しショックだった。 縁あって、僕はとある自治体とお仕事をさせていただいている。 そうして、首長さんやそれに近い役割の人たちと話をする。その中の一人が、ため息をつきながら話してくれた。 「70才以上で一人で住んでいる方を対象にね…
今年に入って、セミナーとかスクールとかで登壇するときに、受講者の方々に質問することがある。 「最近、自分自身を含めて、サービス残業している人ってどれくらい見ますか?」 答はどれくらいだと想像されるだろう? 延べ数百人以上には質問したが、挙手す…
先日にも書いたけれど、11月10日(11日じゃなかった)に新しい本が出る。 しかし、今回の本、実は小説パートがない。 本当は書いていたのだけれど、読者ターゲットとずれる、ということで途中で書くのをやめてしまったのだ。あとページが多くなりすぎたとい…
昨年の「出世する人は人事評価を気にしない」という本の続編、というかより具体的な行動指針となる本がようやく完成した。 というか、最近はコンサルティング業務に加えて、この本の執筆に忙しく、ブログも全く更新できず。 前作を読んでいただいた皆様には…
■ 人事の仕組みと運用は補完的 人事制度は、仕組みそのものよりも運用が重要だ、と言うことをよく言われる。 たとえばこんな場合だ。 ・どんな仕組みをつくっても、評価者がダメだったら、制度はうまく機能しない ・精緻な仕組みをつくっても、そもそも使わ…
最近、人事改革に関するニュースの取り上げられ方が、浅くて一面的な気がしている。 たとえばユニクロのこの記事だと、制度の目的が「正社員のつなぎとめ」だと書いている。 ファストリ、週休3日制導入 地方の正社員1万人対象 しかし、実態としては単なる…
報酬制度がライフイベントと関係なくなって久しい。 新卒採用で終身雇用という会社では、会社側がライフイベントを意識した人事の仕組みを用意していた。 多くの人が結婚する年齢あたりで役職に就く。役職に就くと給与が増える。 結婚すると家族手当が出る。…
photo by:Tiago Rïbeiro Http://creativecommons.jp/ コンプレックス≒劣等感はなかなかやっかいな代物だ。 企業組織の人事改革を進めるときもそうだし、たとえば誰かを昇進させたり異動させたりするとき、給与を大きく上げたり小さくあげたりするときなど、…
セレクションアンドバリエーションが提供する研修のひとつに、プロフェッショナル・ワークショップというものがある。 簡単に言ってしまえば、以下のような研修だ。 ・言われたことを言われたとおりに実行するのはただの専門家(エキスパート)だということ…
最近ダイバーシティについて新しい見解を提示しなきゃいけないので、基本に戻って各社の福利厚生を調べている。 そうして目に留まったのが、斬新な人事の仕組みで知られるサイバーエージェントなんだけれど……本当にすごい! 多くの人事マンは当然のこととし…
先日、青春出版社のビッグトゥモローの取材を受けた。 その記事が掲載された9月号が発売されたのだけれど、すでにご覧になった方もいるだろうか。 「会社をやめても困らない3段階式人生プラン」という記事の最初に、人事に関する現状を示す役割として取材…
課長になれる人が減っている、ということは良く言われるし、データでも確認されている。 名ばかり管理職のような、名目的な管理職が減るのはいいことだ。 でも実際のところでいえば、やっぱり年功「昇格」が減っていることが大きな原因だろう。 年功「昇給」…
年功昇給といわれるものがなくなりつつある、と言う話は僕たち人事業界の人間にとってはあたりまえのことなんだけれど、それを示す公的なデータがないものかと考えてみた。 で、困ったときの賃金構造基本統計調査、ということで、2001年~2014年までの全デー…
リーダーシップやマネジメントについて大勢の前で話すとき、たまに話す逸話がある。 それは僕自身が経験したことだ。 あきらかに失敗したときに、上司に言われた言葉がある。その言葉をかけられてから「しばらくして」、僕は変わることができた。 僕が20台後…
人事部としての活動、特にセカンドキャリア支援という、答えが見つかりづらい施策についての見解を発表した。 労政時報の会員の方であれば、WEB労政時報から見てみてほしい。 同じ内容を、ジンジュールから見ることもできる。リンクを貼っておくので、ぜ…
先日、SMBCコンサルティング東京で、「人事評価・報酬制度の基礎」というセミナーで登壇をした。 このセミナーのさわりで話した内容が、受講した人たちの心にずいぶんとヒットしたようなので紹介してみたい。 僕は最初にこう質問した。 「今から会社をつ…
僕が早期選抜の重要性を強く感じはじめたのは、一昨年からだ。 その頃、とある大手メーカーの人事制度改革を担当していた僕は、海外から招へいされたマーケティング担当役員と話す中で、あることに気付かされた。 第一に、海外のエグゼクティブは若い、とい…
先日のセミナー登壇時に話したことを書いてみる。 その日のセミナー終了後のアンケートは、いつものように高い点数をいただけたのだけれど、さらにフリーコメント欄に「感動しました!」「10年前に聞けていればもっと良かった」などの意見をいただけた。 毎…
セレクションアンドバリエーションのドメインを持っているのはもちろん僕なので、メールアドレスは作り放題だ。 メインのアドレスに加えて、フライトやホテルの予約用、友人たちとのメーリングリスト用、卒業した会社のメーリングリスト用、学会メーリングリ…
年を取ってくると、記憶力は落ちるし、集中力だって長くは続かなくなる。 でも、年を取ると総合的な判断ができるようになるし、応用だってきく。 このあたりの実感は、ちゃんと研究がされていて多くの論文がある。 それらをもとに、ビジネスパーソン向けにわ…
就活もクールビズで、という呼びかけをしている会社がある。 2015年夏、就活COOLBIZ、はじまる。|OfferBoxcoolbiz.offerbox.jp オファーボックスという、新卒向けの逆求人で有名な、i-plugという会社だ。 僕は一度、経営陣と食事をご一緒させていただいたけ…
出世本(出世する人は人事評価を気にしない (日経プレミアシリーズ))なんだけれど、先日韓国語版がとどいた。 んで、ぱらぱらとめくっていたら、ところどころに挿絵がある。 なんと、小説パートの各キャラクターのイラストが描かれてる! 赤城のひげがイメ…