2015-01-01から1年間の記事一覧
一本なら、うまい酒を飲んでほしいという思い。 二本なら、あなたのつながりに役立ててほしい、という思い。 僕たち世代の父親に対してなら、同じ酒を二本送ると、とても喜ばれる。 平康慶浩(ひらやすよしひろ)
出世本、つまり出世する人は人事評価を気にしない (日経プレミアシリーズ)の韓国語版が上梓されたということを先日紹介した。 以前の記事(↓) <a href="http://hirayasu.hatenablog.com/entry/2015/02/18/190602" data-mce-href="http://hirayasu.hatenablog.com/entry/2015/02/18/190602">韓国の出世事情を調べて他人事とは思えなくなった - あしたの人事の話をしよう</a>にも書いたのだけれど、韓国語版に…
2014年10月に出した僕の本が、ちょうど昨日(2015年4月22日)、韓国でも出版された。 写真のイラストがなんかすごい。 日本語のタイトルは「出世する人は人事評価を気にしない」で、韓国語はほぼ直訳のタイトルになっている。 出版社のサイトアドレスも貼っ…
昨年2月に上梓した、人事制度改革のマニュアル本が、また増刷されたという連絡があった。 この本だ。 7日で作る 新・人事考課 CD-ROM付 (Asuka business & language book) 作者: 平康慶浩 出版社/メーカー: 明日香出版社 発売日: 2014/02/14 メディア: 単行…
そういえばときどき「天職」と言う言葉を使った文章に出会う。 んじゃ、天職ってなんだろう、と思って検索してみた。 そしてこんな文章に出会った。 「天職とは「天」から与えられた「職業」と書きます。“それをするために生まれてきた”ものであり、それゆえ…
免疫系システムで組織を説明されたとき、なるほど、と実感した。 親しくさせていただいているある組織のリーダーが、社内でマネジャーを集めて話された言葉だ。 簡単に引用してみよう。 =================================…
最近人事制度改定を受託した会社で、立て続けに「洗い替え方式」の給与制度を見た。 もちろん、それを変えてほしい、と言う依頼なのだけれど、不思議だなぁと思う。 そもそもなんでこんな仕組みを設計したんだろう、って。 洗い替え方式の給与制度とは、評価…
僕は道草が好きだ。 それは速度を下げるということだ。 赤信号で自転車をとめる。そうして目指す方向とは違うあたりに目を向ける。 たくさんの人が信号を待っている。老若男女なんてことばは、こんな時のためにあるようだ。杖を突いている老人もいれば、元気…
セミナー講師をしている関係で、雑誌の取材を受けた。 SMBCマネジメント+(プラス)。 三井住友銀行系列の人材教育会社、SMBCコンサルティングが発行している月刊誌だ。 雑誌のHPはこちら。 SMBCマネジメント+(プラス) : Business Watch : SMB…
僕は大阪に住んでいるのだけれど、クライアントの大半は大阪以外にある。特に東京。それ以外にも九州や中国地方、東北にもクライアントはいる。 だから自然と出張が毎週のあたりまえになり、四泊~五泊の出張も珍しくない。そして出張していても仕事はするの…
昨年末に出版した僕の本が、今度海外でも出版されることになった。 出世する人は人事評価を気にしない (日経プレミアシリーズ) 作者: 平康慶浩 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2014/10/09 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る …
ネットワーク論はまだまだ研究途上の学問なんだろうと思う。 たとえば、SNSがどういうものか、ということを論じてはいるけれど、SNSがどんな影響を及ぼすのか、ということについては語っていないからだ。 その意味で良い本を見つけた。 なぜ3人いると…
以前、どなたかの著書で、「大卒の就職率が下がったというけれど、就職している人数はたいして変わっていない」とか書いていたなぁ、とふと思い出した。 要は大学生が増えすぎているんだ、というお話だった。 その時は別に何とも思わなかったけれど、時系列…
日経ビズアカデミーで、8回にわたって連載していた記事が2015年2月10日掲載分で最終回となった。 内容は、「出世する人は人事評価を気にしない (日経プレミアシリーズ)」からの引用なのだけれど、特に読者のみなさんに役立つ部分を引用していただいたように…
企業と人材マネジメントの本質について、いつも考えてしまう。 なぜなら、「典型的な日本企業」というものがなかなか描けないことが多いからだ。 例えば、最初はこういう風に思っていたとしよう。 「最近お付き合いする企業はいずれも職務給を導入しようとし…
今日はちょっと毒を吐く。 知人と会食していて、やっぱり日本の経済学とか経営学のジャンルの教授たち、おかしいよね、と思ったからだ。 僕の専門分野は人事マネジメントだけれど、人事は多様なジャンルに影響する。行動心理学、行動経済学は当然だけれど、…
女性の働き方とか(個人目線)、女性活用の方法とか(会社目線)をわかりやすく整理してほしい、という依頼を受けたのでいろいろと考えている。 そんな中、どこの会社でも使えそうな施策を思いついたので紹介してみる。 題して、「40才新人採用制度」だ。 …
今日紹介したい論文は、「ソーシャル・スキルの育成」(2012、松本有貴、山崎勝之)というものだ。 最初に断っておかないといけないが、この記事の最後にネタばらしをする。 ばらした内容を見て「なるほど」と思う人もいるだろうけれど、「なんだこれは」と…
今日書くのは明確な根拠がない、まあ居酒屋でのたわごとの部類なんだけれど。 振り返ってみれば、僕自身のキャリアを決めたのは、最初の上司ではなかった。 二人目の上司が、僕のキャリアの方向性を決めたように思う。 僕は今までに2回転職をしているので、…
「出世」本をもとにした取材を受けながら、あらためて、ビジネスパーソンのキャリアにある2つの天井を考えていた。 第一の天井は、本にも書いたように、管理職手前から管理職に出世するときのものだ。 目の前の仕事ができるだけでは上に行けなくなる。目の…
日経ビジネスアカデミーと言うサイトがある。 「日本経済新聞社が提供する、仕事力を鍛えたい、もっと向上させたいと考えているビジネスパーソンを応援するサイト」(同サイトより) なのだけれど、実は2014年12月9日からそこで僕の記事が連載されている。 …
部下に職務を与え、伸ばそうとすることはすべての管理職の役割だ。 昨日書いた記事でも少し言及したけれど、 経験には5段階の質がある【職務経験ラダーの紹介】 - あしたの人事の話をしよう部下育成は管理職にとって「心地よい習慣」になる。 特別に意識せ…
コンサルタントの仕事の一つに、学問的に研究されている内容を現実に適用してみる、いうものがある。 人事コンサルタントの世界にももちろんそれはあって、そもそもは目標管理とかコンピテンシーだってそういった活動の一環だった。 今僕が着目しているのは…
(当記事は、月刊人事マネジメント2014年3月号から1年にわたって連載した記事を、2015年の現状にあわせて加筆修正したものです。) 前回記事はこちら。 【人件費の近未来2-3】 職務給の課題は運用面にある ************************…
(当記事は、月刊人事マネジメント2014年3月号から1年にわたって連載した記事を、2015年の現状にあわせて加筆修正したものです。) 前回記事はこちら。 【人件費の近未来2-2】 職務給導入のニーズは2つに絞れる *********************…
■職務給導入 第一のニーズは採用力 職務給を導入した理由を企業に確認してみると、主なニーズは二つだ。第一のニーズは、「優秀な外国人を採用するため」というものだ。似たような答えとして……
職務給を導入したいというニーズが、中堅以下の規模の企業でも増えている。あなたの会社でそう考えているとしたら、同時にハードルも高そうだ、と感じているだろう。2014年2月に出版した拙著で、それらの悩みに対する……