あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

月給100万円を目指す方法(1)

平均年収が下がっています。ここ2年くらいは410万円をきるくらいです。 月給にすれば、25万円~28万円くらい。手取りだと20万円ちょっとくらいですね。 ちなみにデータにはいろいろとトリックがあります。例えば、平均年収っていうデータは、1年以上勤続者の…

自分の売り方を考える時代

自己啓発本がたくさんありますが(私も書きましたが)、それって結局、自分の売り方を考えましょうね、ということを書いているわけです。 売り方 である以上 買ってくれる人 がいるわけです。 「自分」を売買する市場の事を「労働市場」と言ったりするのです…

書店員に左利きが多いのはなぜか

もしかすると私だけなのかもしれませんが、書店の方に左利きの人が多いような気がしています。 で、数えてみました。 2013年8月1日~9月30日限定です。 左利きの確認方法は、領収書のあて名書きです。 書店で領収書をもらった回数は9回。 内、左利きの人は5…

できるサラリーマンは自分ルールを持っている

会社の中でできる人になりたい、と思うときに、最初に何を読むべきでしょう。 私はそれは、就業規則と給与規定であると考えています。 なぜなら、就業規則と給与規定に、会社の中での評価と出世のルールが書かれているからです。 サラリーマンの働き方はゲー…

テンポラリー・シャットイン(一時的引きこもり)の勧め

今日の記事を一言でいえば、疲れたら一日くらい引きこもってもいいんじゃない?、と言う内容です。 一日くらい ・・・ テンポラリー ひきこもり ・・・ シャットイン って勝手に言葉を作ってみました。 別にひきこもらなくても、自分の好きなことをする日を…

10分で人の本質を見抜く方法

就職の面接や、毎年の評価の面接で、その人のいったい何がわかるのか? そんな疑問を持つ人も多いことでしょう。 私自身多くの面接を担当してきました。 その個人的な結論ではありますが、「10分話せばわかる」と考えています。 もちろん極めてまれに、そ…

労働時間の切り売りから抜け出そう

仕事の合間にヤフーニュースを見たら、弁護士ドットコムのこんな記事が、トップに出ていました。 若者が「ブラック企業」を見抜くポイント http://www.bengo4.com/topics/853/ 書かれている内容は一言でいえば、「法律的な知識を踏まえて会社の本質を見抜こ…

適材適所をうみだすターンオーバーマネジメント

アクセンチュアの先輩であり、今仕事でもご一緒させていただいている、舞田竜宣さんの連載記事を読んで、そのわかりやすさに感動しました。 問いかけに対する回答をまとめる形での連載なのですが、賛否両論を併記したうえで結論を導いているので、とても説得…

大半の目標管理制度が機能していない理由

今日は10月9日です。 3月決算の会社であれば、半期が終わって1週間と少しですね。 多くの会社で、目標管理制度の半期分の評価が始まるころです。 大変ですよね。 特に上司のみなさん。 4月に目標をたてさせて、面接をして、6か月がたってみて、さて目標が機…

「金塊ロジック」で「景気が良くなる方法」を考えてみた(3)

前回の続きです。 「金塊ロジック」で「景気が良くなる方法」を考えてみた(1) 「金塊ロジック」で「景気が良くなる方法」を考えてみた(2) 経済学を学ばれた方は、ここまで私が前回書いた内容が、金本位制に基づく重商主義のロジックだと気付かれたかも…

「金塊ロジック」で「景気が良くなる方法」を考えてみた(2)

前回の続きです。http://hirayasu.hatenablog.com/entry/2013/10/05/221558 景気≒実質GDPだとして、景気を良くする≒実質GDPを増やす方法を考えてみます。 消費が増えるか 投資が増えるか 政府(通貨を発行している主体)からの支出が増えるか 貿易で黒…

「金塊ロジック」で「景気が良くなる方法」を考えてみた(1)

景気がよくなる、ってよくわからなくないですか? そもそも景気ってなんでしょう? 実は景気を正確に説明できる人はいません。 そもそも景気動向、って海外にはない単語です。 例えばアメリカでは個人消費、雇用統計、住宅市場、といった個別の具体的な指標…

「金塊ロジック」で「お金の量」を考えてみた

自分の頭の整理のために、「金塊ロジック」(by平康)でいろいろと考えてみます。 今回はマネーサプライ(あるいはマネーストック)についてです。 「金塊ロジック」(by平康)とは、2013年9月28日のこの記事に書いた内容を、単純にネーミングしたものです。…