あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

働くことの「御恩と奉公」の幻想はまだ残っている

style.nikkei.com 毎度おなじみ日経スタイルの連載。 最近は、人生100年時代構想に基づいた内容を書いている。 要点をかいつまんでいえば、会社側としてや「雇用」している時点で従業員に対して「御恩」を与えている気分になっている。 だからといって、…

副業解禁は残酷だけど、今からでも積めばなんとかなる

僕は尖った意見の人が好きだ。 そのうちの一人が、イケダハヤトさん。高知に引っ越して活躍している著名ブロガーで、最近はビットコインにはまっているらしい。 まあそれはそれとして、彼の10月21日の記事の一つが面白かった。 www.ikedahayato.com 副業に限…

怒ると叱るの違いを検索する人の間違い

怒ると叱る、って違うと思ってる人が多い。 検索してみれば、たくさん説明サイトが出てくる。 でも、どちらも一緒だ。 それらの「違い」を考えた時点で一緒だ。 なぜか。 怒ると叱るの「違い」を検索する人のメンタリティを考えれば簡単にわかる。 「今、『…

フリーランスが組織をつくるということ

大企業といわれる組織を卒業して、コンサルタントとして独立して6年ほどになる。 最初の頃はほぼ個人だったので、目標は組織に勝つことだった。 たとえばある会社から人事制度設計についての見積もり依頼が来る。 他社にも声をかけていると聞き、その会社を…

タイトルがなんとも

毎度おなじみ日経スタイルの連載。 style.nikkei.com 分業に対する疑問を呈した記事なのだけれど、タイトルが難しかった。 そしてやっぱり変更になってる。 原題は「人生100年時代には、会社が指示する分業を疑う」というもの。 これはこれでイマイチだ。 短…

「分業」の仕組みにのっかってる限りプロフェッショナルにはなれない

「分業」の仕組みにのっかってる限りプロフェッショナルにはなれない。 そんな話を、日経スタイルの連載原稿で書いて、さっき送った。 考えてみれば、分業とはフレデリック・テイラーの科学的管理法以来の、経営学の理論だ。 それは、働く個人のキャリアの観…