あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

アセスメント

昇進面接で面接官は何をチェックしているか

~組織における人事評価と昇進のルール ◆昇進面接で面接官は何をチェックしているか 私自身が担当している昇進面接の例を話してみよう。 面接に際して、面接官の手元には過去の人事評価履歴、小論文、昇進テストの結果などが並ぶ。それらをもとに、1人あたり…

研修の使われ方っていろいろだったりする

日経スタイルの記事が更新されました。 style.nikkei.com 今回は、研修の際に人事部門が受講生をどう評価しているのか、という話。 後ろに人事部門の方々が座っているタイプの研修の場合、評価されている可能性を考えておいたほうが良いと思います。 研修く…

これからの教育トレンドは「大人の性格教育」だと思ってる

僕は本業以外にもいくつかの活動をやっている。そのひとつが、一般社団法人高度人材養成機構というものだ。 で、この組織で先日、こんな提言を発表した。 人生100年時代における人材流動性を高める取り組みについての提言 www.koudojinzai.com リンクの先に…

人材の二極化が進む会社

以前お手伝いしていた会社の人事責任者が変わられたということで、久しぶりに顔を出してきた。 そして、弊社が人事制度設計を行ったときと今との違いをいろいろと伺っていたのだけれど、懸念されていた二極化が進んでいて、それが5年後くらいに問題になるん…

原題は「上司からの評価にどう向き合うか」でした

今回の日経スタイルの連載は、書く側としては少し趣を変えてみた。 style.nikkei.com 読む側はあまり気づかれないかもしれないけれど、人事制度を設計する側としての「あたりまえ」をあらためて解きほぐしてみている。 実際のところ、人事制度を設計する側の…

組織におけるアセスメント活用

労政時報に特集記事が掲載された。 2017年4月14日発行の、3928号だ。 本誌の特集記事なので、WEBでは、労政時報定期購読者しか読むことができない。 ので、とりあえずタイトルだけ貼ってみる。 www.rosei.jp 多分、現時点で、企業の中でのアセスメントを…

その勉強は今のためか将来のためか

マネジメントスクールや研修などで多くのビジネスパーソンに、マネジメントやリーダーシップのあり方について教えている(とはいえ僕の本業は、業績を上げるために人事の仕組みをどう設計するか、ということなのだけれど)。 そこで気づいたことがある。 僕…

自律したビジネスパーソンはどこにいるのか

style.nikkei.com 今回も日経スタイルが無事更新された。 隔週連載というのは案外きついもので、掲載された翌週には書き上げて、とあまり息をつく暇がない。 ともあれ、今回の内容は、中堅社員を中途採用したからといって、即戦力ってわけじゃないこと。 即…

リーダーを決めるのはリーダー本人ではない

今回も無事、日経スタイルの連載が更新された。 style.nikkei.com サムネイルに、私が作ったパワポの絵がそのまま使われていてちょっとびびった。日経スタイルの編集さん、時間なかったのかな。 ともあれ、伝えたいことがうまく書けたかどうか。 ぜひご一読…

優秀な人材は学歴や性別などのラベルではわからない

1年前の記事だけれど、示唆にとんだ内容なので紹介してみたい。 blog.livedoor.jp 1000人に1人しか入社できない狭き門のグーグルでは、大卒資格を有した社員は半数しかいない、という点がクローズアップされて、こんな記事にもなっていたりする。 (ま…

人を選ぶ基準は一言で言えば「失敗を許せる基準」だ

会社の中の人事制度を作っていて、昇格とか昇進とか任用とかの条件を作ることがある。 ちなみに今あげた3つの用語は、現場ではこういう意味の違いがある。 昇格:会社の中の等級をのぼること。 例)3等級から4等級に昇格した。 S3等級からM1等級に昇…