2020-01-01から1年間の記事一覧
コンサルタントをしていると、1回だけのご縁のお客様と、長く続くお客様とに分かれることを経験します。 そうして人事コンサルタントとして長くお付き合いさせていただいているお客様について考えてみると、求められてきた機能のひとつに「翻訳」があったよ…
人事コンサルティングの依頼として、「高額給与の支払い方」についての相談が増えてきました。 対象となる職種は主に2種類。 エンジニア系採用と経営幹部採用です。 エンジニアを採用したいという理由は、大ぐくりでいえばDX(デジタルトランスフォーメーシ…
11月17日に日経から出版した「給与クライシス」がご好評いただいています。 給与クライシス (日経プレミアシリーズ) 作者:平康慶浩 発売日: 2020/11/10 メディア: Kindle版 紀伊国屋梅田店で新書部門2位。 梅田のブックスタジオで同じく新書部門1位。 来週に…
普段言っていることと逆のことを書きます。逆だからと言って、普段言っていることとつながっていないわけではないです。 人事コンサルタントを20年以上も続けていると、20年前ブイブイ言わせていた課長が周囲の期待通りに役員になったり、イケイケ部長が社長…
HRカンファレンス2020秋でのセミナー、無事完了しました。 メンバーシップ型に対するアンチテーゼとしてではなく、歴史的な経緯を含めた理解を促進するジョブ型の説明が好評でした。 セミナー資料については、日本の人事部サイトからダウンロードできます。 …
個人的な話ですが、大阪と東京を行き来する生活スタイルが復活しつつあります。 それはコンサルタントとして、クライアントの意思決定を支援する場面が増えたためです。 コンサルタントの仕事は論理的なことばかりだと思われがちですが、決してそうではあり…
「弊社はプレイングマネジャーしかいないので改善したいと思っています」 そんな問合せを受けるときがあるのですが、そこで「では管理職教育をしましょう」とか「管理職に対する期待と責任を明確にする仕組みを導入しましょう」とかの答えはしません。 「な…
そういえば日経から新刊を出します。 まだ書影がamazonにあがっていませんが、リンクはこちら。 給与クライシス (日経プレミアシリーズ) 作者:平康 慶浩 発売日: 2020/11/10 メディア: 新書 紹介文もまだ古く、「『日経スタイル』の好評連載に大幅加筆のうえ…
www.adecco.co.jp テレワーク時代のリーダーとしての行動について、アデコさんから取材を受けました。 よろしければご覧ください。 平康慶浩(ひらやすよしひろ)
ジョブ型人事制度構築へのご相談が増えています。 ただ、メンバーシップ型とジョブ型の違いが今一つ理解されていないので、簡単な説明としてドラゴンボールとワンピースを例に挙げて説明するようにしています。 その一部を今回ご紹介してみます。 ポイントは…
最近歴史を勉強しています。 といっても、自分探しをするとかではなく、現在を形成している世の中の構造を理解するための戦前から戦後にかけての歴史です。 これが面白いし、また意外な影響も見えてきます。 一例として1980年代に「核家族化」が進んだという…
健康経営が重要視されつつある昨今。 弊社でもこんな取り組みをしていたりします。 様々な企業の動向を分析し、あるべき健康経営のスタイルを踏まえた提言セミナーを開催します。 健康経営セミナー: 高パフォーマンス発揮のための社内改革 健康経営セミナー…
コロナショックの折、交わされる議論の量が格段に増えているように思います。 さらに政治家の変動もあり、過去の振り返りも増えていくでしょう。 現状、流通する情報の大半は感情論です。 そのため、本当に私たちの生活を変えてしまうものに、私たちはなかな…
赤トンボが飛ぶようになりましたね。 先日、新しいお客様との顔合わせのため、スタッフと一緒に車で往訪してきたのですが、広い野原の信号待ちで、フロントガラスの向こうをついと横切ってゆきました。 一度気づくと、あらためて目につくことが増えます。 今…
コロナショックや、その前段で進んでいた同一労働同一賃金とか、70歳までの雇用延長の努力義務化とか、そのあたりの状況を踏まえると、階級区分として社会の整理も一つの手段だと感じるようになりました。 たとえば貧困の再生産という言葉などもその一端です…
「継続企業の前提」が危うい企業が増えてきました。 こんな時、経営層として備えるべきポイントは2点。 安全性の確保と、成長への投資です。 安全性については資金調達が必須ですが、従業員に関する人事面も考えなければいけません。 簡単に言えば、給与カッ…
久しぶりに東京に来ています。 移動時に乗った新幹線の座席は安定的にガラガラ……な状況をながめて、突然昔のことを思い出しました。 私が新卒で働き始めた1990年代初頭。 週に1回以上は新幹線で往復していましたが、遅い時間帯だと常にガラガラでした。 どれ…
派遣会社向けのセミナーを開催します。 www.sele-vari.co.jp 切り口は「派遣した社員をどう評価すれば、いきなり仕事をぶっちせず、お客様からの信頼を得るような働き方を促進できるか」というもの。 弊社実績をもとに、40分のウェビナーにて開催します。 先…
2018年10月に本を出してから、本業に専念していて、それで本業は順調にのびて拡張移転なんかもできているのですが、そろそろ次を出さんかい、という編集長のお言葉をいただき、コツコツと書いている日々です。 ちなみに2018年に出した本はこちら。 人生100年…
日経スタイルの連載で、出世のその先について書いてみました。 style.nikkei.com アメリカのビジネスジョーク「漁師とコンサルタント」の話のように思うかもしれませんが、もし欲しいものが「自由」だとすればそれもよいのでは、ということです。 先日お送り…
コロナショックでどうなるかと思われた最低賃金引上げですが、微増となりました。 据え置きが6都道府県。 増えた県も1円~3円です。 一覧表はこちら。 令和2年度 地域別最低賃金 答申状況 https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000537302.pdf 前年据え…
登壇している経営大学院で「ジョブ型の人事制度は自社にも適用されると思うか」という質問をなげかけてみました。 結果は半々。 大企業に勤めている方が多いということもあるかもしれません。 中でも興味深い意見がありました。 「うちの経営陣はメンバーシ…
日経スタイルの連載で、ニューノーマルによって今までの主流だったプレイングマネジャーが厳しい状況になっていることを書きました。 そういえばまったく余談なんですが、日経新聞の標準では「プレーイング」と書かないといけないんですよね。 ちょっと前に…
生活スタイル変化のきっかけのひとつは、依存先が多様になったことだと思っています。 つまり家族や親族に頼らなければ生きていけなかった状態から、社会インフラの整備とともに個人で生きてゆけるようになったことです。 かつては炊事、洗濯、掃除などは一…
日経スタイルにこんな記事を書きました。 style.nikkei.com ご存じの方も多いと思うのですが、日本であたりまえの夏冬賞与の仕組みは、世界的にはレアです。 夏冬賞与がうまれた歴史的な経緯はおいといて、夏冬賞与は、従業員から見れば業績に応じた生活水準…
コロナの後の企業経営では、企業業績の上げ方と、それに伴う人のマネジメントが変わるだろうと予測されます。 まず企業業績の上げ方という意味では、維持のための活動と、創造のための活動との違いが意識されるようになると思っています。 そして、それぞれ…
2020年春のHRカンファレンス(大阪)で、視聴者が選んだ満足度上位講演の3社に選ばれました。 大変光栄です。 jinjibu.jp 今回の後援は、すべてがzoomを通じたウェビナーでした。 グロービスでの講義がすべてリモートになっており慣れているとは思っていたの…
Josh Bersinをフォローしています。 知っている人はそりゃ当然でしょ、でしょうし、知らない人は誰それ?って感じだと思います。 興味を持たれた方はこちらのサイトとかご覧ください。 joshbersin.com 英文ですが、Google先生が一瞬で翻訳してくれるので気に…
クライアントの中期計画策定合宿に参加してきました。 皆さんの発表を聞きながら伝えたコメントが、私の頭の整理にもなり、また多くの会社にも応用できる軸になるのでは、と思ったので紹介してみます。 まず守秘義務に反しない範囲で多少アレンジしたうえで…
うちの会社は大阪本社で、私も大阪に住んでいます。 立ち上げたての頃は「なんで東京に引っ越さないの?」とよく言われました。 たしかに東京のクライアントの方が多い時期もあったりして、出張することのコストがかさむという問題を指摘されたりしました。…