あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

大阪で人事コンサルティングファームを経営しているメリット

うちの会社は大阪本社で、私も大阪に住んでいます。

立ち上げたての頃は「なんで東京に引っ越さないの?」とよく言われました。

たしかに東京のクライアントの方が多い時期もあったりして、出張することのコストがかさむという問題を指摘されたりしました。ちなみにコストといってもお金よりは時間の方が問題でした。

それなりにメディアからお声がかかるようにもなると、来週火曜日発売の雑誌に掲載するインタビューをお願いしたという話が水曜日に来たりするわけです。

そんな時、大阪にいると対応しづらい場合もあったりしました。

まあたいてはなんとかなったんですが。

あ、そういえば今週の火曜日に週刊朝日にもコメント掲載されているのでよろしければこちらで。

dot.asahi.com

 

で、大阪を拠点にしているデメリットは主に時間面のコストなんですが、メリットもいろいろあります。

 

その中でも特に最近気づき始めたのが「優秀なインターンを採用しやすい」というものです。

wantedlyで検索してみるとわかりますが、人事コンサルタントインターン募集記事を東京で探すと47件あります。

けれども大阪は弊社1件だけ。

だから応募も多くて、将来性のある学生をどんどん採用できています。

大学も多彩で、京大、阪大、神戸大、同志社立命関学関西外大などなど。

 

 

ちなみにうちのインターンというのは実質的に週一日程度のアルバイトでして、時給は学部生1100円、大学院生1200円です。役割とコンピテンシー次第で昇給する場合もあります。最高額は1600円まで昇給した子もいますね。

一か月くらい勤務するとこれくらいの資料をつくれるようになります。

 

 

・定型フォームでのパワポ資料作成

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・出展を明確にし、見やすさと主張を意識した分析

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・着目ポイントの具体化

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・わかりやすいまとめ

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・企業側への提言

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この資料作成はインターン1人でやってもらいました。全23pで7時間くらいかかっています。また、コロナショックの折だったので、在宅でつくってもらいました。

弊社コンサルタントたちのインターンへの指導がしっかりしているというのはあるんですが、それよりもやはりインターン生たちの優秀さに助けられています。

 

 

これからも大阪本社のメリットを生かして、しっかり経営していきたいと思っています。

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)