あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

売上を上げるためには人事制度を変えよう(3)

前回と前々回記事はこちらです。 売上を上げたければ人事制度を変えよう - あしたの人事の話をしよう 売上をあげるためには人事制度を変えよう(2) - あしたの人事の話をしよう さて書き残していた「単位分配率」です。この概念を話すと最初によくいわれる…

売上をあげるためには人事制度を変えよう(2)

昨日、企業経営者や人事担当者向けにこんな記事をアップしました。 売上を上げたければ人事制度を変えよう - あしたの人事の話をしよう 記事自体を書いたのは少し前なので、上記の記事の中に書いた「スターマトリクス」「単位分配率」の概念について少し補足…

売上を上げたければ人事制度を変えよう

今回の記事は企業経営をされている方や、企業で人事を担当されている方向けに書いてみます。私は今までたくさんの会社で人事制度の構築、改訂、運用支援を行ってきました。そんな中で、確実に喜ばれ、成功した改革事例がいくつかあります。そのひとつが評価…

課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(3)

前回と前々回記事はこちら。 課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(1) - あしたの人事の話をしよう 課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(2) - あしたの人事の話をしよう まず最初にあとがきを。=============…

課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(2)

前回記事はこちらです。 課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(1) - あしたの人事の話をしよう 役職定年という仕組みがある、と書きましたが、企業規模によって導入割合が違います。ごく簡単に言えば、大企業では45%くらい。企業規模が小…

無茶振りされたときに読む本

無茶振りというものがあります。例えば昔、こんなやりとりがありました。「平康さん、今度〇〇に行くんだけどさ。こうこうこういう企画作って持っていこうよ」「いいですよ。じゃあ、これこれこんな感じでどうですか」「いいね。じゃあ、明日の朝までに企画…

課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(1)

役職定年、と言う仕組みがあります。だいたい50歳~58歳くらいにかけて、課長以上の役職者を、役職から外して専門職に据える仕組みです。この仕組みの目的はふたつあって、第一が組織の活性化です。高齢層が占めていたポストを若手に変えることで、業務の進…

何度も思い出しなおす、「等価交換」について読んだ文章のこと

どこでどんな媒体で読んだことなのかまったく覚えていないのですが、時折思い起こしてしまう文章があります。正確なものは忘れているのですが、こんなことが書かれていました。もしかすると、私が何かを足してしまっているかもしれません。等価交換というも…

新卒で入るなら日本企業?外資系企業?

先日、ターミナル駅からJRにのって、某所のクライアント先に向かっていました。車内はちょっと混んでおり、隣のカップルの話し声が聞こえてきます。かっちりとした細身のスーツの若い二人。聴くともなしに聞いていると、お互いに丁寧語で話しています。そ…

優秀になって自由を手に入れたい君へ(1)

昨年末に出した本では「できる人」になるための方法を書きました。それは会社の中の人事制度と言うルールの中で効率的な努力をするための方法です。「できる人」というのは、「会社のルールにあわせて自分を変えることができる人」ということでもあるからで…

レモンマーケット論(4):元気な社会を実現するための労働市場のあり方

「使い勝手がいい人が優秀」という定義をどう変えていくべきなのか。それが労働市場における需要側である企業側の変革のニーズということでもあります。前回のブログ記事の最後を上記のようにしめくくりました。まず最初に、私なりの結論を書きます。理想の…

レモンマーケット論(3):日本企業にとって優秀な人材って?

前回、前々回の続きです。前回までの記事はこちら。 レモンマーケット論:65歳まで雇用する会社と、即解雇会社に二分される日本 - あしたの人事の話をしよう レモンマーケット論(2):なぜ労働市場がレモンマーケットになるのか - あしたの人事の話をしよう…

レモンマーケット論(2):なぜ労働市場がレモンマーケットになるのか

執事と化した正社員たち、を書くつもりでしたが、「レモンマーケット論」とタイトルしてしまったので、少し続けます。レモンマーケットとはググればわかりますが、簡単にいうと「買い手が粗悪品をつかまれやすい市場」という意味です。結果としてその市場で…

レモンマーケット論:65歳まで雇用する会社と、即解雇会社に二分される日本

今朝の日経新聞の社説が、ちょうど前回までのこのブログ記事と論調の一部が一緒だったので、熟読してみました。ちなみにブログ記事はこちらです。 なぜ転職はあたりまえになっていないのか(1) - あしたの人事の話をしよう なぜ転職はあたりまえになってい…

なぜ転職はあたりまえになっていないのか(3)

個人にとって、転職はあたりまえではない。でも転職市場を形成するくらいには転職する人がいる。だから、会社は「仕事を人に貼りつける」ことが出来ている状態のまま、人材入れ替え可能性を用いた「給与の固定化」という選択が可能になっています。結果とし…

なぜ転職はあたりまえになっていないのか(2)

あらためて調べてみると、転職するときには気をつけなさい!、というメッセージが数多く発信されています。興味深いのは、そういうメッセージを発信している人は、「元」人材紹介会社の人に多い。営業の現場にいる間に言えなかった思いがこぼれてきているの…

なぜ転職はあたりまえになっていないのか(1)

転職ってあたりまえだよね、と思っていたのですが、どうもそうではないな、と最近気づき始めました。私が勘違いしていた理由は三つあるようです。第一に、私が所属しているコンサルティング業界では転職があたりまえだった。第二に、シンクタンク時代に中堅…

今、ビジネス書を一冊買えば10人の中で1~2番になれる

書店をぶらぶらしていて、そういや本が売れなくなっているというけれど、どれくらいなんだろう、と考えました。事務所に戻っていろいろと調べていたら、こりゃたしかにつらいな、ということがわかりました。ざくっといえば2009年で8500億円(雑誌は含みませ…