ニューノーマルでマネジメント改革はどこまで進むか
日経スタイルの連載で、ニューノーマルによって今までの主流だったプレイングマネジャーが厳しい状況になっていることを書きました。
そういえばまったく余談なんですが、日経新聞の標準では「プレーイング」と書かないといけないんですよね。
ちょっと前に本を出した時からずっと指摘されていて、でも違和感があっていつも「プレイング」と書いてしまい、校正されてしまっています。
で、プレイングマネジャーが受難だといいつつ、ここではあえて、プロフェッショナリティは必ず必要だ、ということも補足しておきたいと思います。
プレイヤーとしてレベルを高めたプロフェッショナリティは必ず必要で、それはマネジャーになってからも持ち続けた方が良い場合は多いです。
たとえば私のような人事コンサルタントが完全にコンサルファームのマネジメントに特化してしまうと、それは余禄で食っている状態になってしまいます。
マネジメントも行いつつ、コンサルタントとしての専門性も高め、クライアントから求められ続けなければいけません。
要はプロフェッショナリティを発揮することと、マネジメントを行うこととを併存させなければいけないし、それらの発揮タイミングが全く異なる状態をつくらないといけません。
とてもしんどいわけですが、だからこそ、プロフェッショナルでありマネジメントを行う役割に対しては、大きな報酬を支払う必要が生じるわけです。
そのあたりの話しについては2017年の日経スタイルに書きました。
その場合の報酬設計ですが、インセンティブ性の強い会社向けに作った、オーバーライド型が基本になってゆくと思います。
あまり一般には知られていない仕組みですが、営業系の会社では使われることの多い強力なマネジメントインセンティブの仕組みです。
折を見てご紹介するようにします。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)
※ 最近、実績ページを少しずつ更新しています。
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