【3日目】世の中は辺境だらけという本
【7日間ブックカバーチャレンジ】3日目
カオス理論の辺縁系からの連想で、辺境、に惹かれた本。
辺境については「自前の文化的なスタンダードを築く代わりに、中心のスタンダードを変形させて生き延びてきた地域」としているので、その定義については異論もありそうです。
特に日本を辺境としているあたりね。
「自前」と「中心」が薄れて、「他者の内包」により「辺境の偏在」があたりまえになるというあたりの概念が、近年広がっているNation Stateとの対比としてあらためて考えさせられる部分です。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)