あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

「高度人材」というキーワードのむずかしさ

今日も日経スタイルの連載記事がアップされた。

style.nikkei.com

 

こうして多くの人の目に触れる記事を書いていて思うのは、キーワードの難しさだ。

 

今回の記事は、「高度人材」と「企業戦士」とを対比させている。

そのどちらがより優れている、ということではない論調としている。

けれども、なんとなく「高度人材」という語感の方が偉そうだ。

 

推敲の過程では、以下のような言い換えも考えた。

 

「高度人材」⇒「市場人材」

「企業戦士」⇒「企業人材」

 

でもこれだとよくわからないかなぁ、とも思ったのだ。

 

ともあれ、今回の記事は次回に続く。

そこではさらに深堀をしてみたい。

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)

 

 

成功するのに経験は必要なのか

日経スタイルで、「出世する人は人事評価を気にしない」のその次になるような意見を書きました。

 

style.nikkei.com

 

言いたいことは、端的に言えばこういうこと。

 

費やす時間が長ければ成功するのであれば、定年退職した人が転職や起業をすればより成功しやすくなるはずです。しかし実態は決してそうではありません。」

 

単一の経験は逓増ではなく逓減するものなのです。

もし逓増させたいなら、それは異なる経験の複合が必要なのですが、そのあたりのお話ままたいずれ。

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)