あしたの人事の話をしよう

人事コンサルタント 平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

「働き方改革」の実務書を上梓しました

昨年から働き方改革が大きなテーマとなっているが、働き方改革についての具体的実践方法について、小冊子として上梓する機会を得た。

いつもお世話になっているSMBCコンサルティングから。

SMBC経営懇話会の企業向けに限定冊子だが、買おうと思えば買える。アマゾンでは無理だけれど。

SMBC実務シリーズ一覧

 

発売日は2018年3月1日のはずだが、著者献本をいただいたので、表紙と目次だけアップしてみる。

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働き方改革をテーマにして、某地銀でも研修を行う予定。

仕事の変革から効率の変革、意識の変革、そして風土の変革に至るステップについて、実践的な他社事例などを知りたい方は改めてご連絡いただければと思う。

 

余談だが、実は2016年9月にもSMBCコンサルティングの実務シリーズとして次の本を出している。「次世代経営幹部の育て方」 こちらはおかげさまで売り切れているのだけれど、ダウンロード販売はしている。

興味のある方はSMBCコンサルティングまでご連絡を。

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)

 

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副業についてのオフィシャルレポートを新規掲載!

www.sele-vari.co.jp

副業は、市場ではなく相対(あいたい)で得ることを目指す

今週の日経スタイル記事は、副業の選び方。

タイトルにスキルアップ、とあるけれど、どちらかといえば経験の積み方というか、他流試合で経験を手に入れる、みたいなお話だ。

ただ、最後の方に別の視点でも書いている。

副業をどのように見つければよいのか、という話だ。

style.nikkei.com

 

ちなみに、弊社のインターンの二人に副業についてのレポートをまとめてもらったので、HPのオフィシャルレポート欄にアップした。

 

www.sele-vari.co.jp

 

内容は1枚で示すとこういうことだ。

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で、この続き的な内容が、今回の日経スタイルの記事だ。

 

それは市場取引と相対取引の関係。

 

詳細は読んでもらえればよいけれど、その派生から少し書いてみたい。

 

職をるための労働市場は今、市場取引と相対取引、二つの選択肢がより明確になりはじめている。

ちなみに相対(そうたい)ではなく相対(あいたい)取引だ。

新卒が就職する時点で言えば、人材紹介会社とか会社主催の説明会に登録して、エントリーシートとか書いて面接を受けたりするのが市場取引。

一方で、知り合いのおじさんを通じて「こいつよろしく」なんて感じで入社するのが相対取引

 

報酬面で言えば、「弊社の初任年俸は〇〇万円です」という値段が先に示されたうえで、比較されながら選ばれるのが市場取引。

一方、「君には年俸〇〇万円だすからうちに来てほしい」、と個別に値決めされるのが相対取引だ。

 

 

市場取引は効率的なのだけれど、売り手にとっては決定的な欠点がある。

比較されて買いたたかれる可能性がある、ということだ。

市場に並べる商品が「モノ」であるのなら、買いたたかれたとしても、それは市場価格なのだから仕方がない、とあきらめがつくだろう。

 

けれども、労働市場で並べる商品は、あなた自身だ。

あなた自身の意志、能力、経験などを他者と比較されて、場合によっては「これだけでよければうちで働いてみる?」というような値決めをされる。

 

労働市場で転職しようとする時が典型的だ。

たとえば年を取って転職する時とか、労働市場はとても冷たい。

過去の経験に意味がない、と否定されてしまうことがある。能力はレベルが足りない。そもそも働く意思が低いとまで断定されたりもする。

 

本業でいきなりそんな風に断言されてしまうと、もう選択肢がなくなってしまう。

自分を買いたたかれたとしても、食べていかなければいけないから。

 

だからこそ、僕は先に副業で他流試合をしておいた方が良いと思う。

それが前にも書いた、スキルや経験の翻訳、につながるわけだ。

そしてその副業こそ、まず、相対取引で手に入れることを目指してほしい。

方法は一様には言えない。

けれども、あなたを知ってくれていて、あなたの価値を認めてくれる人を増やすことが、少なくともその一歩にはなる。

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)