リアル本屋に行こう
セレクションアンドバリエーションのマネージングディレクター 平康慶浩です。
私は本屋が好きです。
本屋に行くのも好きですし、本屋で過ごす時間も好きです。
書店、といってもいいんですが、なんとなく本屋です。
アマゾンとかの通販もいいんですが、やっぱりリアル本屋が好きです。
ただ、親しい人に、貴方の本屋での過ごし方はおかしい、と言われてしまいました。
まあ、妻にですが。
で、何人かの知人にはかったところ、やはり私がおかしいということになりました。
何がおかしいかと言うと、
① それは器物損壊罪になる
② そんな人見たらかなり引く
ということでした。
で、どんな過ごし方をするかということなんですが。
私は本屋に必ず書くものを持っていきます。
マーカーだったりペンだったりシャーペンだったりします。
で、本屋はだいたいジュンク堂大阪本店です。
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-osaka.html
ここにはカートがあります。
そこにカゴを入れて、そしてガラガラと、うろうろとします。
書架を見る時には、あえてタイトルを読みません。
ばあーっ、て感じで書架全体を見ます。
すると、なんか自分に語りかけてくる背表紙があるわけです。
考えてみればそれは私自身が課題と思っていることだったり、気にしていることだったりするわけです。
その背表紙を手に取ります。
開いてぱらぱらと読みます。
気になったところに、マーカーを引きます。
書き込みもします。
ドッグイヤーも作ります。
そして、カートのカゴに放り込みます。
ちゃんと買うんですよ?
マーカーを引いた時点で買う気ですし。
でも、リアルに、ぎょっとされたりします。
本屋に一度入ると、だいたい数万円は使います。
たったワンセンテンスを手元に置いておきたくて、他の9割の内容に賛同できなくても買ったりします。
学問とは知の積み重ねだと思うからです。
どんな論者であっても、出版会議をクリアして出版にこぎつけているわけですから。
誰かが賛同するところがあると思うのです。
それにネット時代とはいえ、本当に欲しい一言はネットに記載されていなかったりします。
こんな本の選び方、通販ではできないんですよね。
最近はうちの小学二年生の娘が同じようなことをします。
私は好ましく見ていますが、妻はそうでもないようです。
常識知らずの夫と娘で申し訳ないと思います。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)