建設業の復活
広島に来ています。
もうかれこれ10年のお付き合いをしている、建設系の会社の管理職研修を担当しています。
ここ数年厳しい状況が続いていましたが、やっと業績が上向いてきたと聞きました。
お手伝いをさせていただいている者として、とてもうれしいです。
お客さんの業績があがっても、コンサルタントの売上にはあまり関係ありません。
バブル崩壊後には、コンサルタント業界にはバブルが続いたりしました。
不況になるほうがコンサルタントは儲かる、なんて言われた時期もあります。
でも、決してそんなことはなく、景気、業界、業績のいずれもが上がる方が望ましいです。
何よりも、そうでなくては気持ちがどんどん落ち込みます。
前向きな改革を行って、さあこれからもっと成長するぞ!と事業計画を作った矢先に、規制が強化されて事業縮小を余儀なくされることがありました。
自社と関係ない事件のために、リストラを断行するお手伝いをしたことがありました。
リストラしたのに、なのに企業として生き残るのに必死、という状態を見て、徒労感に襲われたことがありました。
これから選挙が始まりますが、国内景気、各業界の市場、各企業の業績があがるような、そんな政治を期待したいです。
格差の固定化、平均生活水準の低下、治安の悪化。
そんな問題に回答を出すことはとても難しいけれど、変えることでしか解決はしないと思います。
より根本的には、人口ボーナスを獲得するための施策を期待したいです。
目の前のことだけでなく、子どもたちの未来のために。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)