あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

まじめな話と、雑感(よしなしごと)とがまじっているので、 カテゴリー別に読んでいただいた方が良いかもしれません。 検索エンジンから来られた方で、目当ての記事が見当たらない場合 左下の検索窓をご活用ください。

給与の仕組みは大きく分けて4タイプになっている

style.nikkei.com

 

日経の記事ですが、人事制度寄りの内容にしました。

いつもだと怒られそうですが、キャリアの考え方にもからむので許してもらえたみたいです。

 

で、言いたいのは、毎年ほぼ確実に給与が増える「年功報酬」があたりまえの時代から、転職できる値段で給与が決まる「市場報酬」に移行するというわけではないですよ、ということです。

 

理由は、働く側のキャリア意識がそうなっていないから。

一定割合は必ず安定雇用を求めるから。

そんな場合には「相対報酬」の仕組みが必要になります。

 

また、すべてのビジネスが常に成長し続けられるわけではない。

そんな場合には個人の成長度合いを見据えた「成長報酬」の仕組みが必要になります。

 

そんな話を書いたのでぜひご笑覧を。

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)