若い人にそんなに払う必要ない……のかな?
常識が変わっていく時代になっていますよね。
働き方や働かせ方もそうですが、給与についてもそう感じます。
たとえば「その仕事にそんなに払う必要ない」という声は、人事制度設計の場面でよく聞きます。比較的単純な事務作業を担当する人たちについて、給与20万円、賞与昇給なしでいいじゃない、というような意見です。
けれども会社の中でその作業を実際に担当している人たちは、40代とか50代とかで賞与込み年収600万円くらいだったりするわけです。
じゃあなぜ給与20万円でいいじゃない、と思うかと言えば、私たちの頭の中に、新人の給与は安くてよい、という「常識」があるからです。そして新人でもできる仕事だからそのくらいの給与でいい、という発想です。
今、年功から職務主義に変わっていく中で、新人でもすぐに月給30万円以上を支払う時代がきます。
そうなったとき、給与の常識はどうなるのでしょう。
様々な会社の矛盾を踏まえた改革を進めながら、そんなことを考えています。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)
今作成中の新人トレーニングプログラムのページを期間限定でこっそり貼っておきます。まだ内容は少し修正する予定。