あしたの人事の話をしよう

セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役 兼 グロービス経営大学院HRM担当准教授の平康慶浩(ひらやすよしひろ)のブログです。これからの人事の仕組みについて提言したり、人事の仕組みを作る立場から見た、仕組みの乗りこなし方を書いています。

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若い人にそんなに払う必要ない……のかな?

給与明細書のイラスト

常識が変わっていく時代になっていますよね。


働き方や働かせ方もそうですが、給与についてもそう感じます。

 

たとえば「その仕事にそんなに払う必要ない」という声は、人事制度設計の場面でよく聞きます。比較的単純な事務作業を担当する人たちについて、給与20万円、賞与昇給なしでいいじゃない、というような意見です。

 

けれども会社の中でその作業を実際に担当している人たちは、40代とか50代とかで賞与込み年収600万円くらいだったりするわけです。

じゃあなぜ給与20万円でいいじゃない、と思うかと言えば、私たちの頭の中に、新人の給与は安くてよい、という「常識」があるからです。そして新人でもできる仕事だからそのくらいの給与でいい、という発想です。 

 

今、年功から職務主義に変わっていく中で、新人でもすぐに月給30万円以上を支払う時代がきます。

 

そうなったとき、給与の常識はどうなるのでしょう。

 

様々な会社の矛盾を踏まえた改革を進めながら、そんなことを考えています。

 

 

平康慶浩(ひらやすよしひろ)

 

今作成中の新人トレーニングプログラムのページを期間限定でこっそり貼っておきます。まだ内容は少し修正する予定。

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