2013-01-01から1年間の記事一覧
今日の記事は、「給与の天井」を「給与の底」に変えるにはどうすればいいか、と言うお話です。「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」(東洋経済新報社)で、「給与の天井」という言葉を定義させていただきました。今ググってみましたが、「…
お客さんのところでプロジェクトが組成されると、様々な部署から人材が配置されます。例えば人事制度、評価報酬制度の改定というプロジェクトに際しても人事部門以外から人が配置されることもあるわけです。あるプロジェクトで、こんなチームメンバーが選ば…
まだ2000年になる直前、今から20年近く前ですが、東京の某電機メーカーの評価報酬制度を改定していました。その時、組合掲示板に張り出されていた、組合側から提示された「標準生計費」額を見てびっくりした覚えがあります。そういやそのデータはどっかにあ…
あいかわらず、人事の観点から社会とか会社とかをよくできないもんかな、とうだうだ考えています。で、今日は初任給のお話。初任給って実は、会社の大きさが違っても、それほどは変わりません。大企業でも中小企業でも実は数千円の違いくらい。2012年11月15…
多分私のブログをご覧の方々には、株取引をされている方も多いと思います。最近の株式市場の右肩上がり度合は見ていて気持ちがいいですものね。さて、仕事で、上場支援系のお話がぽつぽつと出てきはじめました。ご存知の方も多いとは思いますが、過去の決算…
2005年頃の話ですが、堺屋太一さんのお話を聞くことが何度かありました。私は当時早稲田大学大学院ファイナンス研究科に通っていて、堺屋さんの授業を受けていたからなんですが。その時、なんとなく笑ってしまうんだけれども、なぜそうなんだろう?と考えて…
このページをご覧いただき、ありがとうございます。セレクションアンドバリエーションの平康慶浩です。前回と前々回記事はこちらです。 目標管理制度の実体調査(1) - あしたの人事の話をしよう 目標管理制度の実体調査(2) - あしたの人事の話をしよう …
このページをご覧いただき、ありがとうございます。セレクションアンドバリエーションの平康慶浩です。前回記事はこちらです。 目標管理制度の実体調査(1) - あしたの人事の話をしよう 目標管理制度、という日本企業で当たり前になっている人事の仕組みに…
2013年5月13日発売のプレイボーイに掲載された「クビ切り自由化で労働市場全体がダメになる」と言う記事の一部で、こんな内容のコメントをしました。「成功する転職を増やすためには、ヒトを雇う企業側が、従業員に任せる『業務の明確化』をしなければいけな…
あなたが居酒屋で3つの注文をしました。そのうち二つの料理はすぐに運ばれて来たけれど、あと一つが来ません。その間に別の注文をしましたが、それらは運ばれてきました。でも最初に頼んだうちの一つの料理は、まだ運ばれてきません。そこであなたは尋ねま…
人事制度を改定するとき、「他社はどうしているのか」を気にする企業があります。そのためにいろいろな統計データを作ったりもするのですが、その中の一部を抜粋してみました。ブログのネタ切れというわけではなく、目標管理制度と言う仕組みのあり方につい…
多くの方々にアンケートを取る機会があったので、以前から調べたかった事を聞いてみました。質問:あなたの会社で賃金表(給与テーブル)は公開されていますか?回答割合:公開されている 34.7% 公開されていない 65.3%「就労条件総合調査」とかの…
雑誌インタビューを受けた関係から派生して、というかまあ思考が拡散して、ぽちぽちとネットを散歩していました。そしたら面白いグラフがあったのですが、少々古い。まあ、既存の公開されているグラフをいじっても面白くないので、その元データにまで行って…
ぶわっと思考が広がる瞬間があります。私の場合のそれは風呂につかっているときだったり、あるいは家族で食事をしている時間だったり。要はリラックスしているときなんでしょうね。心の中にたくさんある問題意識とか、学んだけれども実感できていない知識と…
今日の日経を読んでいて、昔経験した嫌なことを思い出しました。給与の天井とか、いわゆる成果主義人事制度をどんどん導入していった私でも、さすがに悪事の片棒はかつげないと判断した経験です。日経の記事はこんなタイトルです。「外国人実習生 絶えぬトラ…
友人の菅谷義博くんがFacebookで、BLOGOSの堀江さんの記事を勧めてたんで読んでみました。リンク貼るのがめんどくさいので、2013年05月01日 07:30 で調べてみてください。いろいろなかなか面白い意見が書いてあるので興味深いのですが、キュレーションが一つ…
前回と前々回記事はこちらです。 売上を上げたければ人事制度を変えよう - あしたの人事の話をしよう 売上をあげるためには人事制度を変えよう(2) - あしたの人事の話をしよう さて書き残していた「単位分配率」です。この概念を話すと最初によくいわれる…
昨日、企業経営者や人事担当者向けにこんな記事をアップしました。 売上を上げたければ人事制度を変えよう - あしたの人事の話をしよう 記事自体を書いたのは少し前なので、上記の記事の中に書いた「スターマトリクス」「単位分配率」の概念について少し補足…
今回の記事は企業経営をされている方や、企業で人事を担当されている方向けに書いてみます。私は今までたくさんの会社で人事制度の構築、改訂、運用支援を行ってきました。そんな中で、確実に喜ばれ、成功した改革事例がいくつかあります。そのひとつが評価…
前回と前々回記事はこちら。 課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(1) - あしたの人事の話をしよう 課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(2) - あしたの人事の話をしよう まず最初にあとがきを。=============…
前回記事はこちらです。 課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(1) - あしたの人事の話をしよう 役職定年という仕組みがある、と書きましたが、企業規模によって導入割合が違います。ごく簡単に言えば、大企業では45%くらい。企業規模が小…
無茶振りというものがあります。例えば昔、こんなやりとりがありました。「平康さん、今度〇〇に行くんだけどさ。こうこうこういう企画作って持っていこうよ」「いいですよ。じゃあ、これこれこんな感じでどうですか」「いいね。じゃあ、明日の朝までに企画…
役職定年、と言う仕組みがあります。だいたい50歳~58歳くらいにかけて、課長以上の役職者を、役職から外して専門職に据える仕組みです。この仕組みの目的はふたつあって、第一が組織の活性化です。高齢層が占めていたポストを若手に変えることで、業務の進…
どこでどんな媒体で読んだことなのかまったく覚えていないのですが、時折思い起こしてしまう文章があります。正確なものは忘れているのですが、こんなことが書かれていました。もしかすると、私が何かを足してしまっているかもしれません。等価交換というも…
先日、ターミナル駅からJRにのって、某所のクライアント先に向かっていました。車内はちょっと混んでおり、隣のカップルの話し声が聞こえてきます。かっちりとした細身のスーツの若い二人。聴くともなしに聞いていると、お互いに丁寧語で話しています。そ…
昨年末に出した本では「できる人」になるための方法を書きました。それは会社の中の人事制度と言うルールの中で効率的な努力をするための方法です。「できる人」というのは、「会社のルールにあわせて自分を変えることができる人」ということでもあるからで…
「使い勝手がいい人が優秀」という定義をどう変えていくべきなのか。それが労働市場における需要側である企業側の変革のニーズということでもあります。前回のブログ記事の最後を上記のようにしめくくりました。まず最初に、私なりの結論を書きます。理想の…
前回、前々回の続きです。前回までの記事はこちら。 レモンマーケット論:65歳まで雇用する会社と、即解雇会社に二分される日本 - あしたの人事の話をしよう レモンマーケット論(2):なぜ労働市場がレモンマーケットになるのか - あしたの人事の話をしよう…
執事と化した正社員たち、を書くつもりでしたが、「レモンマーケット論」とタイトルしてしまったので、少し続けます。レモンマーケットとはググればわかりますが、簡単にいうと「買い手が粗悪品をつかまれやすい市場」という意味です。結果としてその市場で…
今朝の日経新聞の社説が、ちょうど前回までのこのブログ記事と論調の一部が一緒だったので、熟読してみました。ちなみにブログ記事はこちらです。 なぜ転職はあたりまえになっていないのか(1) - あしたの人事の話をしよう なぜ転職はあたりまえになってい…