会社経営
先日、顧問先のとある会社で、毎月恒例の役員会に出席しました。 私の立場は経営顧問です。 その場で、とある役員が提出した、担当する事業の2年後までの目標数値について、私からつっこみました。 「去年の売上はいくらでしたっけ」 「12億です」 「今年…
以下の記事の続きです。 ブラック企業経営者には「確信犯」型と「天然」型がある - あしたの人事の話をしよう (2013年8月2日) ■ ブラック企業を作り出す経営者の欲望ブラック企業経営者には2つのタイプがあると書きました。法律をあえて破っている「確信…
ブラック企業という言葉が流行していますね。ブラック企業の実名を公開してみたり、その厳しい労働環境に対して法的な改善を訴えたりする方々も多い。一つ疑問に思うのは、法的に訴えてブラック企業が改善するのかな、ということです。ブラック企業の経営者…
ちょっと前の話ですが、大きな企業グループの年頭のあいさつを聞きました。こんなことをえらい社長さんが言いました。「我々日本人は、現在の厳しい経済環境を踏まえながら~」グローバル時代と言いながら、そんな言葉をいう会社がまだあるんですよね。しか…
多分私のブログをご覧の方々には、株取引をされている方も多いと思います。最近の株式市場の右肩上がり度合は見ていて気持ちがいいですものね。さて、仕事で、上場支援系のお話がぽつぽつと出てきはじめました。ご存知の方も多いとは思いますが、過去の決算…
2013年5月13日発売のプレイボーイに掲載された「クビ切り自由化で労働市場全体がダメになる」と言う記事の一部で、こんな内容のコメントをしました。「成功する転職を増やすためには、ヒトを雇う企業側が、従業員に任せる『業務の明確化』をしなければいけな…
多くの方々にアンケートを取る機会があったので、以前から調べたかった事を聞いてみました。質問:あなたの会社で賃金表(給与テーブル)は公開されていますか?回答割合:公開されている 34.7% 公開されていない 65.3%「就労条件総合調査」とかの…
今日の日経を読んでいて、昔経験した嫌なことを思い出しました。給与の天井とか、いわゆる成果主義人事制度をどんどん導入していった私でも、さすがに悪事の片棒はかつげないと判断した経験です。日経の記事はこんなタイトルです。「外国人実習生 絶えぬトラ…
前回と前々回記事はこちらです。 売上を上げたければ人事制度を変えよう - あしたの人事の話をしよう 売上をあげるためには人事制度を変えよう(2) - あしたの人事の話をしよう さて書き残していた「単位分配率」です。この概念を話すと最初によくいわれる…
昨日、企業経営者や人事担当者向けにこんな記事をアップしました。 売上を上げたければ人事制度を変えよう - あしたの人事の話をしよう 記事自体を書いたのは少し前なので、上記の記事の中に書いた「スターマトリクス」「単位分配率」の概念について少し補足…
今回の記事は企業経営をされている方や、企業で人事を担当されている方向けに書いてみます。私は今までたくさんの会社で人事制度の構築、改訂、運用支援を行ってきました。そんな中で、確実に喜ばれ、成功した改革事例がいくつかあります。そのひとつが評価…
前回と前々回記事はこちら。 課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(1) - あしたの人事の話をしよう 課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(2) - あしたの人事の話をしよう まず最初にあとがきを。=============…
前回記事はこちらです。 課長のままで定年できない仕組みの中でどう生きるか(1) - あしたの人事の話をしよう 役職定年という仕組みがある、と書きましたが、企業規模によって導入割合が違います。ごく簡単に言えば、大企業では45%くらい。企業規模が小…
役職定年、と言う仕組みがあります。だいたい50歳~58歳くらいにかけて、課長以上の役職者を、役職から外して専門職に据える仕組みです。この仕組みの目的はふたつあって、第一が組織の活性化です。高齢層が占めていたポストを若手に変えることで、業務の進…
「使い勝手がいい人が優秀」という定義をどう変えていくべきなのか。それが労働市場における需要側である企業側の変革のニーズということでもあります。前回のブログ記事の最後を上記のようにしめくくりました。まず最初に、私なりの結論を書きます。理想の…
長年、実感としてわかりづらかった、マネーサプライの問題についてのわかりやすいインタビューを見つけました。デフレは、賃金を下げ過ぎた経営者の責任だ 吉川洋・東京大学大学院経済学研究科教授に聞くhttp://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/2…
テレビは完全にコモディティ化して、なおかつ、基本機能だけの廉価版と、ネットワーク対応の高級版に二分されたように思います。なんとなくそれはテレビ業界が自分で陥ったワナなような気もしています。地デジ化が進む数年前、ハイビジョンテレビが一斉に売…
弊社のサービスのご紹介ではありません。私がもといたアクセンチュアOBの一人、株式会社ジョブウェブ(http://www.jobweb.jp/)の佐藤孝治さんが発表されたレポートが面白いのでご紹介します。緊急調査:優秀な14卒学生は今何を考えどう行動しているのか?…
月刊人事マネジメントという、人事専門誌があります。そちらに、ショートコラムを執筆しました。3月号に掲載されていますが、同時にWEBでも公開されたようです。定昇は「聖域」なのかhttp://www.hrm-magazine.busi-pub.com/trends1303.html20年前に人…
一昨日、大阪に来られたとあるグローバルなメーカーの総務部長と、産業医お二人と食事をする機会がありました。んで、こんな店に行きました。ばかやhttp://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27001801/ワインで食べる絶品焼き鳥屋です。焼き鳥屋なのに、すご…
デフレーションからインフレーションに本格的に移行してゆく可能性が高くなってきました。そこで、企業がどうすべきかを、コンサルタントの立場で何回かに分けて書いてみます。想定読者は企業経営層とか管理職などです。だから、働いている人の側に立ってい…
弊社が評価制度を作るときに気を付けている点を、物語風に書いてみました。2013年2月18日の記事 『数字で語ろう (不定期連載)』の続きです。具体的にはこのあたりの続きです。↓「なるほど。じゃあ、ちょっと別の相談なんですけど、うちのボランティ…
書評ネタがつづいたので、まじめな人事のお話を。1990年代から成果主義人事制度が流行しました。その頃、成果主義人事志度についてこんな否定的意見が多かったようです。● 短期的な数字だけを追いかけるようになる● チームワークが阻害される● 管理強化につ…
先日、出張帰りに、以前うちの会社で働いてくれていた人と待ち合わせしました。今、うちで働いてくれている大学院生の人が卒業するので、そのフェアウェルに来てね、という話をするためだったんですが。せっかくなんで昼食を一緒にしながらいろいろと話をし…
こんな本を買って読んでみました。 どんな人でも買わずにはいられなくなる「欲望直撃」のしかけ 作者: 殿村美樹 出版社/メーカー: すばる舎 発売日: 2013/01/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 「負けたくない」「ほめられたい」「安心…
早朝にこんな記事がでていましたね。「安倍首相、賃上げ要請へ=経済3団体トップに」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130212-00000008-jij-polまだ経済団体側からの反応がないのですが、基本的には「ふざけんな」というものになるのだろうなぁ、と予想…
年末から年始にかけて「定期昇給も聖域ではない」としてメディアをにぎわせた、経団連の報告書がやっと届きました。詳細はまたじっくり読みますが、ぱらぱら、とめくってみてもなかなか興味深い。目次はホームページでも公表されていますので、転載してみま…
以前書いた記事で「制約社員」というキーワードに反発しました。この記事です。 制約社員なんていわなければいいのに - あしたの人事の話をしよう 反発したという事実は大人げないもので、その理由を明確に言えないような気がしていました。でもようやく、自…
セレクションアンドバリエーションの平康慶浩です。先日の あなたが入ったその飲食店は良い店なのかぼったくりなのか(3) - あしたの人事の話をしよう に書きましたが、私たちがお店で幸せな時間をすごせるかどうかは、そこで働いている人たちがいきいきと…
次のタイプを説明してみましょう。タイプ3:食材にお金をかけているけれど人件費をけちっている飲食店 【 FD:35%~40% L:20%~25% 】実はこの「飲食店」シリーズのポイントはここにあります。結論を先に言うと、「FDとかLとかの財務数…